食物アレルギーのあるお子さんをお持ちなら
「早く食べれるようになるといいのにな」
と願っている親御さんが多いことかと思います。
そんなアレルギー反応が出る食品を食べれるようにしていく第一歩の負荷試験。
どんな試験なのでしょうか。
娘の1回目の負荷試験はこんな感じだった!
検査項目は牛乳ですが娘の負荷試験体験談です。
食物アレルギーの負荷試験(牛乳)1回目ってどんな感じ
1歳9ヶ月になる食べることが大好きな娘ちゃん。
卵・小麦・牛乳のアレルギーがあって
全部除去しているのですが、
ようやく1回目の牛乳の負荷試験をすることになりました。
食物負荷試験ってやっぱりアレルギー反応が出るかもしれないから
私が負荷試験を行った病院は入院という形で行われました。
ただガッツリ数日入院ではなく、
まだ年齢も小さいので朝から夕方まで病院にいて
なにもなければその後外泊という形で家に戻り
次の日の朝に病院で再診察という形でした。
そこで試験を行う日の朝は9:00には病院に到着。
その後すぐに先生の診察を受け
体調はよいか?薬は飲んでいるか?
まわりでインフルエンザや感染病の流行はなかったか?
などの確認と試験内容の説明がありました。
娘はいつもと変わらず元気で体調もよく、
保育園にも行ってないので感染症が周りで流行っている…
とかもなく負荷試験をすることが決まり、
試験を行う病室へ移動です。
病室に着き、持参した牛乳を渡し
再度看護師さんが心音や脈・熱の確認をして下さり、
準備が整い次第試験スタートとなりました。
あ!試験前にちょっと知っておいたほうがいいかな~って思うことが1つ。
試験中はお茶・水以外の食べ物はNGなんですよ。
乳幼児だと朝にも1回お菓子タイムがあったりもしますよね?
なので試験が始まる前にお腹が空いてグズグズしそうだなと思ったら
早めのお菓子タイムを作っておいてあげるとよいかなと思います。
なんたって我が家の娘は腹が減った~~~!
と途中グズグズ…
でもお菓子はNGであげられないし、気をそらすのに少し苦労したので(´・ω・`)
試験までの前置きが長くなってしまいましたが、
1回目の試験で飲んだ量は 牛乳 0.2cc
小指の爪くらいもないスプーンにちょんくらいの量です。
看護師さんが注射器に0.2ccの牛乳をはかって来てくださるので
スプーンに入れてもらって娘にあげます。
娘はこの時点で少しお腹がすいてきていて
スプーンがこようもんならすぐさまパクリ!
もうないの?って顔をしていました。
2回目までは30分間の様子見なのですが
すぐに異常が分かるように足の親指に
酸素濃度を測定する機械をつけられました。
がしかし、赤く光っているので気になって仕方ない娘ちゃん。
5分は着けていたものの、やはり気になり引っ張って外してしまいました。
看護師さんも大丈夫そうなので、いいですよ~
とこの時は言ってくださいました。
2回目の試験は 牛乳 0.6cc
1回目の3倍です。0.3ccずつ2回に分けてスプーンであげました。
その後もまた酸素濃度計をつけ、30分の様子見です。
大丈夫そうかな~と思っていたら
これはもしや…?
口の上にポツンと食べて20分くらいしてからかな?
一個だけだけど発疹が出てきました。
このくらいなら大丈夫だろうと思ったものの
一応看護師さんにも報告。
するとすぐに看護師さんから先生にも報告されたようで
先生もすぐに来てくださいました。
でもその頃には発疹も消えてきており、目立たなかったので
出てすぐ消えるくらいであれば大丈夫だろうと
試験は継続することに。
ただ次は2ccを予定していたのですが、一気に2ccまであげるのは…
ということで3回目に1cc。
また30分置いてなにもなければ2ccまで頑張ることになりました。
0.6ccでポツンと発疹が出たから、
もしかしたら1ccでダメかもな~なんて思ったのですが
1cc飲んでも発疹でない!
そして4回目の2ccもなんなくクリアーできました。
ただ一度発疹が出てからは酸素濃度は必須でした(T▽T)
4回目の試験後は30分経過して、先生の診察を受け
問題なし!と言われたのでようやく待ちに待ったご飯です。
もう腹ペコ限界だった娘ちゃんは
ものすごい勢いでパクパクお昼ご飯を食べていました。
病院のお昼結構な量だったんですよ。
でもほぼほぼ完食しました。
ただ試験は終わったものの
アレルギー反応ってすぐに出ないこともあるので、
万一に備え15時過ぎまでは待機でした。
娘ちゃんは朝寝もしてなかったので、疲れたのか
14時過ぎから1時間ほどグッスリ~。
15時過ぎてもう一度先生の診察を受けて問題なし!ということで
自宅に帰っていいよ~って言われました。
ただ自宅に帰ってからも何かアレルギー反応が出る可能性もゼロではないんですよね。
そのため何かあったときのためにとアレグラ0.3gを2袋頂き帰宅しました。
特に家でもアレルギー反応がでることもなく、
翌日朝もう一度先生からも診察していただき
異常なしということで、1回目の負荷試験は無事終了となりました~。
飲んだ量でいうと合計で3.8cc。
小さじ1杯にも満たない量です。
なんて少ない量なんだって思ったりもするけど…
それでも飲めたことは飲めたし、反応だって出なかった!
と思えば解除へ向けての一歩なのかな~と思います。
食物アレルギー負荷試験をしたときの数値ってどのくらいだった?
血液検査が全てではないってことは
食物アレルギー血液検査だけが全てじゃないでもお伝えしたんだけど
それでも血液検査である程度数値が下がらないと
なかなか負荷試験に進みましょうとは先生はおっしゃってはくれないんですよね。
まぁ、負荷試験って食べてみたないと
反応が出るかわからないからリスクももちろん伴う試験だから
当然というえばそんなんですが…。
でも出来れば食物試験にチャレンジして少しでも
除去品目を解除していけたら親としては嬉しいですよね。
なので、ほんとこれは参考までになんですが、
娘ちゃんが先生から負荷試験してみましょうか?
と言われたときの数値をお伝えしますね。
牛乳の数値はというと
0.96でクラス2です。
ただ娘ちゃんの場合、0歳9ヶ月の時の血液検査(小児科)で
牛乳の数値は一時0.33でクラス0まで下がっていたこともあり、
数値だけでみると今回の血液検査(小児保健医療センター)では
アレルギー数値上がってしまっていたんですね。
それでも値は低い方だからということで、今回先生からのOKが出ました。
ちなみに余談ですが小麦も負荷試験OKと先生から許可は頂いています。
参考までに許可が出た時の数値ですが、
小麦 1.76 クラス2 でw-グリアジン 0.63 クラス1です。
0歳9ヶ月時の時の血液検査では
小麦 2.56 クラス2 とクラスは変わりませんが
w-グリアジンは2.33 クラス2だったので、こちらの数値は激減してました。
でも数値が低いから絶対に食べても反応が出ないってことはない!
ってことは試験に挑むにせよ頭に入れておかなきゃいけないことかなと思います。
1回目の負荷試験後の進め方って?
1回目の負荷試験で飲めた量なんてしれてますよね。
なんたって3.8cc。
これじゃ料理にも使えないし、まだまだ解除とは言えない状態。
ではどうやってこれから進めていくの?
ということをお伝えしていきますね。
ただこの検査後の進め方は病院の方針によってもまちまちなのかな?
と思うので、こんな感じの進め方もあるんだ!という参考程度にです。
娘ちゃんが負荷試験を受けた小児医療センターの方針は
食物アレルギーの段階的解除なんですね。
段階的解除ってどういうことかというと
負荷試験で安全に食べれる量を確認して、
その食品に少しずつなれさせながら
半年~1年くらいかけて少しずつ摂取量を増やしていくというものです。
少しずつ増やすってどのくらいよ?
って思うかもしれませんが
増やす量は食べられた量の1.5~2倍ほど次の試験では増やし
目標量(解除してOKというライン)まで繰り返すというものです。
具体的に娘ちゃんの場合の進め方でいうと
週に2回ほど2mlの牛乳を飲んでアレルギー反応が出ないか観察することを
次の負荷試験までの約2ヶ月間家で食べさせます。
そしてその期間になにもアレルギー反応が出ることなければ、
次回の負荷試験時には5ccの牛乳を病院に持っていき
アレルギー反応がでないか再度検査してみるといった感じです。
まだ1歳ということもあり、
先生からの解除OKラインとしては50ccかな~と言われています。
解除目標まで少し時間は掛かりそうですが
それでも順調にアレルギー反応が出ることなく
目標値まで進めていけたらいいな~と思っています。
さいごに
食物負荷試験の方針は病院によって様々。
短期間(1~2週間)くらいで急速に食べる量をふやしていく病院などもあるし、
娘ちゃんの通っている病院みたいに、
少しずつ食べれる量を自宅でも食べて
慣れさせながら、解除に向けて頑張るというところもあります。
なので病院で方針を確認の上、先生の指示に従ってくださいね。
ただ負荷試験は絶対アレルギー反応が出ないとは限りません。
このことはしっかりと頭に入れておき、
負荷試験前に気になることがあれば
しっかり先生や看護師さんにも聞くということが大事かなと思います。