インフルエンザが職場や学校で流行りだし
しかも発症した人が身近な方だと
既に自分がインフルエンザのウイルスに感染してしまっている可能性は
実はゼロではないんです。

 

ということは…?
そうです、
もしかすると会社や学校とは全く関係のない
家族だってインフルエンザに掛かってしまうこともあるってことです。

 

そこで今回は、
家族へのインフルエンザ感染を防ぐために
知っておきたいポイントや予防対策を
紹介していきたいと思います。

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インフルエンザの家族感染で注意したいのが潜伏期間!

仕事場や学校にインフルエンザを発症した人がいて
その人と同じ課だったり、同じクラスだったりすると
実は既にウイルスに感染してしまっている可能性があるんです。

 

「え?」
「インフルエンザらしき症状は出てないのに?」
と思われるかもしれません。

だけどね、
この症状のない期間は潜伏期間と言われ、
ウイルスに感染していても症状が出ない期間なんです。

そのためインフルエンザに感染しているのか
分かりにくいのですが、
実は症状が出ていない潜伏期間もウイルスを排出しているんです

そのため発症していなくとも
感染していたら、ウイルスを家族に移してしまう可能性があるんです。

 

もちろん発症してから24~72時間後にむかえるピーク時と比べれば
ウイルスの排出量は少ないですし、感染力も弱いです。
だけどインフルエンザの症状がでる1~2日前からは
徐々にウイルスを排出する量も増えてしまうので
自覚症状がほとんどない潜伏期間であっても
他人に移さないように対策することが
感染を予防するためには必要なんですよ。

インフルエンザウイルスの潜伏期間は?

一般的なインフルエンザの潜伏期間は
ウイルスに感染してから1~3日程度と言われています。
ただ個人差があるため、長ければ7~10日くらい
ウイルスを持ち続けることもあります。

 

潜伏期間はウイルスに感染していることには
変わりないのですが、感染したからといって
必ずインフルエンザを発症わけではないんです。

発症するかどうかは実は免疫力次第!
ウイルスより免疫力が勝てば発症しないし、
免疫がウイルスに負けてしまうと
感染してから2~3日以内に症状が出ることが多いです。

 

ただ発症しない場合も
潜伏期間の1週間前後は微量とはいえども
ウイルスを排出し続け
身近な人へウイルスを移してしまう可能性があります。

そのためご自身の周りで
インフルエンザに感染した人が出たら
あなたも感染している可能性があることを忘れず、
家族へウイルスを移さないように
対策する必要があるんです。


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インフルエンザの家族感染しないようにする予防策は?

では潜伏期間にどうやって
家族にウイルスが感染するのを防いだらよいのでしょうか。

具体的な予防策・方法を一緒に見ていきましょう!

手洗い

ウイルスが手についた状態で
目、鼻、口などを触り
粘膜がウイルスに付着することで
インフルエンザに感染しやすいです。

そのためこまめに手洗うことが大事になります。

マスク

インフルエンザを発症した人がいる職場や学校などへ行く場合は
発症していないけどウイルスを持っている潜伏期間の人がいる可能性が
高いことをまず頭に入れておきましょう。

そして、くしゃみ・鼻水などの症状による飛沫感染を防ぐため
またご自身がウイルスをばらまかないためにも
マスクを着用するようにするのがベストです。

 

ただマスクを使うときの注意点が2つあります。

1)マスクの表面はウイルスが着いているので
表面部分を触らないようにすること

2)食事やお茶などの時に
一旦マスクを外してテーブルなどに置いたら
同じマスクは再び使用しないこと

 

面倒ですが、せっかくマスクをしても
乱雑にマスクを扱うとマスクをしている意味がなくなってしまうので
気をつけたいところです。

 

同じ食器やタオルを使わない

家族だからこそ
同じ食器を使ったり、
同じコップでお水やお茶を飲んだり、
大皿におかずを並べて箸でつついて食べたり
洗面台のタオルやトイレのタオルの共有など
したりしますよね。

 

インフルエンザは飛沫感染だけでなく、
ウイルスがついた手で何かものに触れ
その部分に感染していない人が触れると
ウイルスに感染してしまう接触感染があるんです。

そのため食器やコップ、タオルなどを
共用すると、感染してしまうリスクが必然的にあがります。

 

インフルエンザが身近で出たら
自分もインフルエンザに感染して
ウイルスを持っているかもしれないことを疑い
食器やタオルを意識して別にするようにしましょう。

 

ちなみに
ドアノブや電気のスイッチなど
家族みんなが触れる場所は
アルコールで除菌消毒すると
感染を防ぐ効果があるのでおすすめです。

 

部屋の湿度を50~60%にする

インフルエンザが流行する冬場は
特に乾燥しやすいですよね。

乾燥すると喉の粘膜が荒れやすくなるため
実はウイルスが喉の粘膜に付着しやすくなるんです。

そこで部屋の湿度を50~60%に保ち
喉の粘膜を乾燥させないようにすることで
ウイルスが付着しやすい環境を改善できると言われています。

 

また部屋の湿度が低いと
ウイルスは遠くまで飛びやすいのですが
湿度が高くなると空気中の水滴とくっついて
重くなり下に落っこちるため
インフルエンザの感染を防ぐことができるとも言われています。

 

そのため加湿器を使ったり
濡れたタオルを部屋に干したりすることで
部屋の湿度を上げるように意識してみては
いかがでしょうか。

 

換気

冬場は寒いから窓を開けて換気をすることが少なくなっていませか。

部屋の換気をしないと
ウイルスが部屋に浮遊したままなかなか出ていきません。

そこで1時間に1回程度は
部屋の換気を行い
空気を入れ替えるようにちょっと気をつけてみましょう。

 

インフルエンザに感染?発症を防ぐためにできることは?

さきほどお伝えしたように
インフルエンザはウイルスより免疫が勝てば
例えインフルエンザのウイルスに感染してしまったとしても
インフルエンザを発症することはありません。

 

そのため発症を防ぐためにできることは?というと
免疫力を高めること!
これに尽きます。

 

そこで免疫力を高める方法を
3つお伝えしたいと思います。

 

1)十分な休養と睡眠

十分な睡眠をとることで
免疫力が高まると言われています。

これは寝ているときは副交感神経が有利に働き
免疫が作られるためです。

そのため眠れるときは
しっかりと睡眠時間を確保し
休むようにしましょう。

 

2)栄養バランスのいい食事

免疫力をつけるには
好きなものだけなど
偏った食事はNGです。

色んな栄養素を取り入れた
バランスのよい食事をするように心がけ
その中でも特に
免疫細胞を生成するタンパク質や
外部のウイルスや菌から守ってくれる粘膜を強化していくれる
ビタミン類を取るようにしましょう。

 

3)ストレスを溜めない

ストレスが溜まると
自律神経が乱れ
免疫力・抵抗力がどんどん下がってしまうんです。

仕事や学校、日常生活でも
ストレスのない生活というのは
なかなか難しいですよね。

ただストレスも免疫を低下させてしまうので
上手にストレスを発散する方法を
見つけて、ストレスが溜まった状態が
長く続かないようにしていきましょうね。

 

上記3つのことは
免疫力を高めるのにとっても大事なことですが
あまり神経質になりすぎると
ストレスに感じたりもしてしまうかもしれません。

あまり気をつけすぎてストレスにならない程度に
できることから取り入れてみてくださいね。

さいごに

インフルエンザが身近で出た場合は
ひょっとするとインフルエンザウイルスに
既に感染しているかもしれない!と
感染している可能性を疑うことが大事です。

この感染しているかもしれない!
と思えばやはり行動一つも変わりますからね。

 

ただそうはいっても症状が出ていない時期に
対策を万全にすることは
なかなか難しいことだとは思います。

ですが周囲でインフルエンザが流行しているのであれば、
家庭にウイルスを持ち帰ってしまうことがある
ということを忘れず、流行期間は特に
家族間でも食器やタオルを共有しないなど
接触感染のリスクを少しでも減らす工夫をするように
するのがベストでは?と思います。

 

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