待望の待ち望んでやってきてくれる赤ちゃん!

そんな待ちに待った赤ちゃん。

なんの兆候もなく、元気な赤ちゃんに会いに

病院に行ったのに赤ちゃんの心拍が止まっている…

そんなこともあるんです。

 

そして、突然言い渡される「流産手術」。

 

赤ちゃんを失った悲しみがあるのに

どうしても逃げることも出来ない、

受け入れがたいけど、受け入れるしかない現実。

 

そんなこれから突然手術を受けることになったママさんに

私が受けた流産の掻爬(そうは)手術について

話したいと思います。

 

少しでもこれから手術に挑まれるママさんの

心の負担と手術に対する怖さが少なくなれば幸いです。

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妊娠初期の流産 兆候は?原因はママじゃないよ

心拍が確認出来ると母子手帳もらっておいでと

産婦人科の先生に言われ、心拍確認出来てホッとされ、

母子手帳を喜んでもらいに行かれるママさん。

私もそうでした。

 

ですが、母子手帳をもらって次の検診(9w3d)。

内診で赤ちゃんの心拍が動いていないと言われました。

 

私自身は出血もないし、

少し気持ち悪いという感じはあったので、

赤ちゃんがすくすく育っているものだ!

と思い込んでいました。

 

しかし、先生から「先週くらいで突然心拍が止まってしまっているね」

と言われ…。

ハイ?なんとおっしゃいましたか?

という状態でした。

 

私の流産の認識が甘く、

出血したら危ない!としか思っていませんでした。

なんの兆候(お腹張りや出血)がなくても

流産してしまう、悲しいことも起こりうるということ

この時初めて知りました。

 

そして原因は母体にはないんです!

 

私は「先週心拍が停止したのかな?」と先生に言われて

すぐ「もっと早く診察してれば…」と口から出ました。

 

しかし先生からは

「早く来てもどうすることもできなかったよ」と一言。

 

冷たいようですが、

妊娠初期(12週)までの流産の原因は、

ほとんどが受精卵の異常や染色体の異常で起こってしまうものです。

 

そのため母体になにか原因があるわけではないため、

いくら母親が生活に気をつけていても、

防ぐことができないものです。

 

胎児側に問題があるため、受精した時点で、

ここまでしかこの子は生きられなかったんだ!

この子の寿命がここまでだったんだ!

思うしかないと先生にも言われました。

 

そしてその確率は全妊娠の約20%。

約5人に1人の割合です。

決して低くはないんです。

 

そうは言っても辛いし、なんでなの?っていう気持ちを

持ってしまうのは分かります。

 

だけど、自分を責めないでくださいね。

だってあなたのせいじゃないのだから。

 

そしてまたお腹の子があなたの元に

戻ってきてくれて会えること願いましょ!

 

私もきっとすぐ戻ってきてくれると

信じて待ちます。

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妊娠初期の流産手術 私は日帰りでした

突然言い渡された、流産宣告。

そして突然の手術。

 

私の場合は、診察時点で診察の1週間前くらいに

赤ちゃんの心拍が停止していたため、

翌日に急遽ですが、掻爬手術を行うことになりました。

 

そのため心の準備なんてものもなく、

何がなんだか分からず気持ちの整理もつかないまま

手術になりました。

 

なぜ手術をするのか?という先生の説明は、

もちろん自然に出てくるのを待つ方法もあるのですが、

 

●いつ出血が起こるか分からず、

 出血した際には、布団のシーツが真っ赤に染まるくらい

 大量になることもあるため危険なため。

 

●出血だけでなく、突然倒れてしまうこともあるため、

 家で誰もいないときに倒れてしまっては

 大変なことになるため。

というものでした。

手術をする理由については納得です。

だけど、心は追いつきません。

 

でもそんなことを言っていても

日にちは待ってはくれず、翌日手術の日を迎えました。

 

病院への車の中では、お腹の赤ちゃんとさよらなするのが

辛く、また手術も怖く泣いていました。

 

では、ここからは私が実際に受けた手術内容について書きます。

 

まず、手術を受けるに当たり、

前日夜9:00までに食事を済ませ、それ以降は食べない

そして0:00以降は飲み物も禁止でした。

そのため朝喉が渇いても、水すら飲めずでした。

 

病院に到着したら、まずは先生の診察。

この日はさすがに旦那も一緒に病院に行ったので、

心拍が昨日の内診で止まっていたことやその原因が母体にはなく、

染色体異常であることが多いことの説明がありました。

 

そして再度、本当に心拍が停止しているのか

内診での検査がありました。

 

正直、昨日の検診が嘘であってほしいという思いで

臨みましたが、やはり黒のポチポチが動く心拍は見えませんでした。

 

そして先生から、胎児が少しむくんできているから、

たぶん原因は染色体異常だろうと言われました。

 

そして内診後、1時間程度で手術を行うと告げられました。

入院の部屋へ移動し、病院着に着替えると血圧と熱を計り

点滴が始まりました。点滴の合計数は2本。

水分補給の点滴です。

 

1本目は夜から水を飲んでいないため、手術前までの

45分くらいで入れられました。

点滴を2本目に変えて、血圧と熱を再度計ったら、

手術室へ移動です。

 

手術代は、ベッドに内診の足バージョンがついた形で、

足をしっかり固定される形になっていました。

 

ベッドに寝る前に、赤ちゃんに最後に会えるのか?

見せてもらえるのか?と訪ねたのですが、

すぐに病理検査をするため見ることは出来ないと

言われました。

 

私は、最後はちゃんと見てさようならできるのではないか

と思っていたので、それもショックでした。

 

そしてなにより、

ここでお腹の赤ちゃんとさよならだと思うと

涙がまだ止まりませんでした。

 

だけど、看護師さんから泣くと手術がしんどくなるから

深呼吸して落ち着いて!と言われ、

深く深呼吸してとにかく落ち着こうと意識。

 

そして先生が来られ、麻酔を打たれました。

 

私が打たれた麻酔は静脈麻酔です。

全身麻酔で、手術時間の10分そこらだけ意識が飛びます。

 

麻酔入れますよ~の声で徐々に麻酔が入れられ、

呼吸の波に任せて眠ってくださいの言葉で

自然と意識が飛びました。

 

そして麻酔が効いている期間は、

ピンク色と大きな灰色のような銀色のような

キラキラ・チカチカする世界を彷徨っていた気がします。

 

そして気づいて目を開けると…

先ほどいた入院中のお部屋に戻ったところでした。

 

目が回っていて意識も朦朧としている中で、

もうお腹には赤ちゃんがいないんだ!とだけ思ったことを覚えています。

 

そしてまた1時間ほど疲れからか?麻酔のせいなのか?

私は眠りにつきました。

 

そのため、手術のことは全く覚えていないし、

痛みも全く感じませんでした。



ただただ感じたのは、終わったあとに

もうお腹には赤ちゃんがいないんだ!

お腹が生理痛のように痛む度に感じただけ。

 

麻酔の効きはすごく、手術後1時間後に目覚め

水分補給のりんごジュースを飲む時、起き上がるのでやっとでした。

 

そしてその1時間後、意識は戻ったものの

足がフラフラする中、着替え内診へ。

 

子宮内にはやはりお腹の赤ちゃんそして胎嚢はなく。

術後、出血を抑えるために詰められたガーゼを抜かれ、

診察も終了でした。

 

私の場合は昼までで退院できる日帰り入院でしたがいくつか入院パターンがあります。
詳しくは流産手術は日帰り入院?それとも泊まり?持参しておけばよかった持ち物は?
にまとめてますのでよかったら参考にしてくださいね。

 

 

術後の検診で先生からは、1ヶ月から1ヶ月半し生理が来れば、妊娠して問題ない

告げられました。中には2-3ヶ月間隔を空けた方がいい場合もあるが、

赤ちゃんの心拍が止まって、お腹の中にいてた場合は、

子宮内膜などに問題がないため、生理さえくれば

妊活して構わないと。

 

ただ、生理が来るまでは感染症予防も含め、避妊することと

指示がありました。

 

先生、助産師さんからは、

決して妊娠出来ない身体ではないのだから、

辛い気持ちはわかるけど、気を落とさずに

あなたはちゃんと妊娠できる力があるのだから!

と励まされました。

 

ちなみに手術費用ですが、健康保険が適用されるため

13,000円ちょいでした。

 

ただ手術費用は病院によっても違うようです。
一般的に言われている初期流産費用の相場については
初期流産手術の費用っていくらくらい?保険は適用されるの?
にまとめましたので、参考にしてくださいね。

 

ちなみにもし医療保険に加入しているのであれば、

今回の手術内容が適用されるかもしれないので、

確認してみてください。

もし適用であれば、保険が使えます。

流産手術後の痛みと注意点

手術後の痛みがないあまりないという方もいらっしゃるようですが、

私の場合は結構お腹痛みました。

 

まず手術後当日。

 

帰りに昼ご飯を食べて帰って、

速攻寝巻きに着替えて2時間くらいは眠りにつく。

 

そして眠気から覚めても

お腹の鈍痛とだるさから全く動けず、

ずっと横になった体勢でいました。

 

そのため家事も子供の抱っこもほとんど全て

旦那とヘルプに来てくれた妹にお願いして

とにかく安静にしていました。

 

晩ご飯はモリモリと食べれたのですが、

薬を飲んだあとからまたお腹の鈍痛と腰のだるさが

やってきては引いてを繰り返しました。

 

処方された薬は以下4種類を3日分毎食後です。

・アズレン・グルタミン:抗炎症作用、組織修復促進作用のお薬。

・ロキソプロファン:炎症に伴う腫れや痛みをやわらげ、熱を下げるお薬。

・トミロン:細菌を殺す作用を持ち、感染症の治療に用いる抗生物質。

・子宮収縮止血剤:子宮収縮の促進と子宮出血の予防のお薬。

 

手術2日目も、昨日よりかは動けるものの、

少し動くと生理痛のような痛みと腰の痛みですぐに横になって休み

回復してちょっと動くとまた痛くなっては横になるの繰り返し。

 

そのため家事はほぼ旦那さんにお願いし、夜はさすがに外食で済ませました。

 

この痛みがいつまで続くのか…?

と思いながら過ごしている最中です。

 

最後に、病院から指示を受けた注意事項についてです。

まず当日は絶対安静で、シャワーもNG。

翌日からはシャワーはOKだけど、浴槽に浸かるのはNGです。

感染症予防のためです。

 

術後3日は基本安静にし、4日目からは仕事復帰してOKとのこと。

 

そして1週間後に内診で子宮の戻りを確認し問題なければ、

通常生活(入浴や夫婦生活)に戻って問題ないようです。

 

術後の出血は生理4日目以降のくらいの出血が基本なため、

月経以上の出血や、強い下腹部痛、38度以上の発熱があった場合は

すぐに病院に連絡をとるようにしてください。

 

ちなみに私の術後経過はこちら↓↓
流産手術後 どのくらい安静にしてた?出血と痛みの変化について
流産手術後の生理っていつ頃くる?量って多くなるもの?
流産から立ち直るには?私が流産の辛さを乗り越えられたきっかけは?

まとめ

突然やってくる流産。

自分にはないだろう…と思っていたけど、

そんなことはないんだと。

 

そして妊娠して無事に出産することが

簡単ではないこと

を身にしみて感じた出来事でした。

 

手術をすること

お腹の赤ちゃんとさようならをすること

本当に辛い。

 

だけど、子宮をきちんと綺麗にしておかないと

またお腹の中に赤ちゃんが戻って来れません。

 

気持ちを整理していくこと

前に進んでいくことは簡単ではない。

 

だけど、次こそ元気な赤ちゃんに来てもらうためにも

手術、頑張って、辛い今を乗り越えてください。

 

私も葛藤と戦いながらも少しずつでも前に

進めるよう心の整理をして

お腹の赤ちゃんが早く戻って来てくれること

待ちたいと思います。

 

今から手術をされるあなた。

手術がうまくいきますように…。

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