冬場に猛威をふるうノロウイルス。
感染力が非常に高く、家族ひとりがノロウイルスに掛かると一家全滅するなんて耳にしたりもします。

 

でもできることなら、家族内で感染するのを防ぎたいですよね。

 

そこで今回は、ウイルス性胃腸炎の二次感染を防ぐ対処法やいつまで感染する可能性があるのかということについてお伝えしたいと思います。

 

家庭内でノロウイルスに掛かった家族がいる人にこそ、読んでいただきたい記事です。

では、まいりますッ。

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ノロウイルスの家族感染を防ぐ対策

家族でノロにかかってしまった人が出ると、家族感染のリスクがすごく高まると言われています。

 

でもなぜだと思いますか。

 

それはですね、
ウイルスは主に嘔吐物や便に排出されるんですが、正しい方法で消毒しないと菌が付着したままになり、菌が乾燥することで部屋中に飛んでしまうからなんです。

⇒胃腸炎の嘔吐物の正しい処理方法

 

ウイルスが空気中に出てしまうと、家のいたるところ(ドアノブ・壁・床)などにもウイルスが付着してしまいます。
そして知らないうちに手などにもウイルスが付着してしまい、食べ物や食器などを介して口の中に入ることで、家庭内に感染者が増えてしまうんですね。

 

そこで、家庭内でまず出来ること、それが徹底した消毒です。

 

先程もチラっとお伝えしましたが、家族にノロウイルスに感染してしまった人がいると、どこにウイルスが付着しているか分かりません。
そのため頻繁に250倍に薄めた次亜塩素酸ナトリウム(ハイターなど)で廊下・床・トイレ・お風呂・ドアノブなど、感染している家族が触れたり、ほかの家族のメンバーもよく触る場所は、こまめに拭き取るようにしましょう

 

とはいっても、次亜塩素酸ナトリウムを薄めて準備するのが面倒・・・。
そんなときに便利なのが、ウイルス除去率99%チャーミスト

ノロウイルスや流行性のウイルスにも有効なので、家庭に一本あると便利です♪

それから、ノロウイルスに家族が感染してしまっている間は食品も生ものを避けておいた方がよいです。
なぜかというと、実はノロウイルスは熱に弱いんです!
そのため食材の中心を85℃から90℃の状態で90秒以上加熱することで、食材の殺菌ができるんですよ。

 

ただ食材をしっかり殺菌したからといって、ここで安心してはダメ
食器や調理器具、まな板などにももしかしたらウイルスが付着しているかもしれませんからね。
調理する際も一手間ですが、調理器具や食器も使う前に熱湯消毒するのがベストです。

 

これはもし可能ならですが、ノロウイルスに感染してしまった家族が使う食器は、使い捨てができるものを準備して使い、ビニール袋を2重にして密封して捨てるのが、ウイルスをばらまく危険が少なくなり一番安心です。

ウイルスは食器にも付着してしまうので、一緒に洗ったり、洗ったあとに重ねて収納すると、どうしても家族間で感染してしまうリスクを高めてしまいますからね。

 

家族内で感染しないように徹底しよう!と思われるなら、下痢・嘔吐が続く期間だけは紙やプラスチックのお皿やコップなど使い捨てできるものを使われるのがよいかと思います。

 

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なによりも大事なのは手洗い

ノロウイルスはアルコールなどでは死なないと言われていますが、それでもしっかりと石鹸をつけて、手の指・指の間を擦り合わせて洗うことで感染を予防する効果は十分にあります。

 

何度もウザイくらいお伝えしてますが、家族でウイルスに感染してしまった人がいると、どこにウイルスが付着してしまっているか分からないんですよ…。

そのため食事の前後やトイレやドアノブ、テレビのリモコンなど、家族みんながよく触れる場所に触ったら、いつもよりこまめに手洗いをすることを意識するようにしましょう。

 

加湿も感染予防になる!

空気が乾燥すると菌は空気中に出てきやすくなります。
そのため、しっかりと換気をして空気の入れ替えをするのはもちろんですが、加湿器で湿度を60%程度に保ち空気が乾燥してしまうのを防ぐことも、ウイルスが空気中に舞うのを防ぐ予防になりますよ。

 

こうやって2次感染の対策を見ると、特別なことといえば、次亜塩素酸ナトリウム系の漂白剤で殺菌することくらいで、そんな大した対策をしなければならないってこともありません!

 

とにかくポイントはこまめに!
手洗いも、殺菌消毒も、嘔吐・下痢の症状が続いている間だけは特に頻繁に意識して行うようにしましょう。

 

ノロウイルスに感染する可能性はいつまで?

ウイルス性の胃腸炎の場合、下痢や嘔吐の症状は個人差がありますが、数日から数週間でよくなります。

 

ただ症状が治まっても、胃腸炎を発症してから1週間から数週間。
長ければ1ヶ月近くウイルスが便中にでてしまうこともあります。

 

そのため嘔吐・下痢の症状が治まったからと気を抜かず、発症後1ヶ月程度は家族内2次感染防止として、しっかり石鹸でのこまめな手洗いを心がけてくださいね。

 

さいごに

こうやってウイルス性胃腸炎のの二次感染対策を見るとそんな特別なことをしなくてはならない…ということはありません。

 

食器や調理器具の熱湯消毒や次亜塩素酸ナトリウムでの殺菌消毒は一手間かかりますが、家族が嘔吐・下痢の症状が出ている期間は順に家族に感染してしまうのを防ぐためにも行うようにすると良いと思います。

 

家族それぞれが気をつけてできることは、とにかくこまめに石鹸をつけて手を洗うこと!
そして部屋のいたるところにウイルスが付着している可能性があるということを頭にいれておくことだと思います。

 

順番に家族が感染してしまっては、ウイルスが部屋中にばらまかれる期間も長くなってしまうので、できるだけ家族内で広がらないように、家族で声を掛け合いながらみんなで感染対策に取り組んでくださいね。

 

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