赤ちゃんから1歳になり自分で立てるようになり
徐々に心も成長していき、だんだんと自己主張が始まってくる1歳半から2歳頃。
「成長してる!」と子どもの成長を喜ぶ反面
毎日毎日、何をするにも「イヤイヤ」と言われては
どう接していいものか?どうやってこのイヤイヤ期を乗り切ったら良いものか?
と悩みますよね。
だって子どもの育児から離れることなんてできないですもん!
そこで今回は、イヤイヤ期をラクに乗り切るための方法を紹介します。
子どもがイヤイヤ期に…どんな接し方がいいんだろう?
子どもがイヤイヤ期だとこっちも精神的にやられてしまいますよね。
だけど、こどもに「イヤイヤ」って言われて、
イライラするけど、イライラしていても悪循環…。
でね、まず知っておいてほしいかな~と思うのが
イヤイヤ期って子どもが自分の気持ちを素直に出しているだけってこと!
え?
どういうこと?
う~んとね、
子どもって2歳近くなると、自分の価値観や感情を持つことができるようになるんですよ。
だから「イヤイヤ」って何に対してもいうのですが、
これって実は自分の感情を正しく、そして細かく伝える表現力がないからなんです。
そのため、「私は今こう思ってて、この気持ちを伝えたい!」って子どもは思うんだけど、
でもどうやってその気持ちを表現したらよいかがわからない。
そのため、子どもの中で葛藤が起き、その結果として爆発して癇癪発揮!
これがイヤイヤ期の正体です。
ということは…?
気づかれたかもしれませんが、
実はこの「子どもの気持ち」をくんであげて
その子の代わりに、子供の気持ちを言葉にしてあげること!
この方法でイヤイヤ期を少しラクに乗り切れるようになります。
そうはいっても、ただ気持ちを代弁するだけで
スっとうまいことグズグズがおさまるなんてことはなかなか難しいのが現状です。
でね、子どもの気持ちをきちんと言葉にしてあげて
受け止めてあげた後に使って欲しい手があるんです。
それがね、
こどもに代替案を提案するということなんですよ~。
例えばですよ~、
子どもが、まだやりたいことがあってイヤイヤ発揮!
そんなときはまずは子どもの気持ちを代弁します。
「○○まだしたかったんだよね。出来なくてイヤだったね。」
こんな感じです。
で、ちゃんと子どもの気持ちを言葉にして受け止めてあげたあとに
子どもが「Yes」「No」で選択できるような提案をしてあげるんです。
「その代わりに○○する?」それとも「△△してみる?」という感じです。
もうほんとシンプルに、あれこれと言葉を使わず二択で聴く。
そして「しなさい」ではなく、「しようか」とあなたの意見も聞いているよ~っということを
言葉と態度で示してあげることがポイントです。
そして提案するからには
どちらの選択肢を子どもに選ばれてもOKなものにしましょうね。
でないと…
せっかく選んだのに出来ないとなると、さらに子どもは大爆発してしまいます。
ちなみに私はこの二択を選択させる方法使ってます。
どんなときにかというと、おむつを替えるときに…
娘ちゃん、トイレトレーニングもぼちぼち開始したのですが
トイレに行くのも「イヤイヤ」で、逃げて行きます。
そこで、私がいつもしているのが
補助便座とおむつ両方を手に持って
「○○ちゃん、おトイレいってみようか?」
と聞いて、娘がトイレに一緒に行ってくれればOK。
ただ「イヤイヤ」と言うことが多いので、
そんなときは…
補助便座を持って、自分が座るフリをして、「これ使ってみる?」と聞き、
そのあとすぐに「それともおむつにする?」とおむつを見せながら聞きます。
ほんとこれは娘の気分なので回答もまちまちなのですが
おむつを選び「こっこ」と場所指定でコロンとすぐ横になってくれることもあれば、
補助便座を取りに来て、トイレに向かうこともあります。
でも、イヤイヤと言って走り回るのはやめるので、
無理やりに嫌がっている中、おむつを替えなくていいのは精神的にラクですよ。
まだ言葉がうまく話せないお子さんは二択の選択がよいかな~と思いますが、
もう少し言葉が自分で話せるようになってきたら…
「イヤイヤ」と癇癪を起こした時に
お子さんの気持ちを代弁してあげ、少し落ち着いたかな?と思う頃に
「じゃぁ○○ちゃん(くん)はどうしたいのかな~?」や「どうしたらいいと思う?」
など、子どもに考えさせて聞いてあげるという手も
イヤイヤ期を乗り切るのには使える手です。
子どものイヤイヤ!有効な対策ってあるの?
毎日毎日、何をするにも「イヤイヤ」ばかりいう1歳半~2歳頃の子ども。
イライラしたらダメって分かっていても、
どうもこうもイライラしてしまう…
そんなこともあると思います。
だけど、もし避けられるのであれば
最初から「イヤイヤ」って言われる状況を極力作らないようにしたいですよね?
そんなことってできるの?
はい…
「イヤイヤ」がゼロにはならないかもしれないけれど、
ラクになるかな~っと。
で、どうしたらいいかってところなんだけどね、
まず一つ目。
あらかじめ次は何をするよ~などとスケジュールを子どもにも伝えること。
え?1歳半や2歳のこどもに予定を伝える?
と思うかもしれませんが、意外と効果があります。
どんなふうに使うかというと
例えば今日は朝から買い物に行くとしますよね?
そしたら、朝起きて「○○ちゃん、今日は朝お買いものに行くからね~」や
朝ごはんを食べながら「○○スーパーに食材を買いにいくから、一緒に行こうね」などと
もう何度も何度も「今日はお買い物に行くんだよ~」って伝えるんです。
そうすることで、子どももお出かけをするってことは分かりますからね。
家を出るときにイヤイヤと泣き喚いたりが減りますよ。
二つ目は、抽象的な言葉を使わないこと。
「あとでね」や「早くして」「今度ね」などのことばって
1歳半や2歳頃の子どもからすると全く理解できない言葉なんですよ。
大人はほんとよく使ってしまいがちなのですが、子どもにとっては全く無意味。
だからこそ、出来るだけ意識してこのような抽象的な言葉を使わず、
もっと具体的に子どもが理解できる言葉に置き換えてあげましょう。
例えば、掃除機をかけていて、
子どもが「ママ、あそんで~」と泣き喚いてまとわりついてくる時、
「あとで。あとで遊んであげるから~」と声を掛けるのではなく、
「ママ、お部屋をお掃除してるから、これが終わるまで待ってね」
のような感じで声を掛けてあげたり。
他にも、用事があり家を出かけないといけない時間が迫っている時って
どうしても「もうお家でないと間に合わないし、早くして~」って言ってしまいますよね?
私も「早くして」よく使ってしまいます…。
だけどそんなときは、
「お出かけするから、○○ちゃんお片づけしてからクック(靴)履こうか?」や
「○○ちゃん、おもちゃ片付けて靴下持っておいで」だったり、
何をどうしたら早くお出かけできるのか?
具体的に伝えてあげましょう。
意外と抽象的な言葉って日常で使っているものです。
でも相手がまだ小さい子どもとはいえ、
伝えたい相手にあなたの思っていることが伝わらないと意味がないですよね?
そこで、抽象的な言葉を使わず
具体的に落とし込んでお子さんに伝えてあげるようにすること
意識してみてはどうでしょうか。
見分けよう!癇癪とわがままの違い
イヤイヤ期は一番最初にもお伝えしたように
自分の気持ちを伝えたいけど、どうやって表現したらわからないために
「イヤイヤ~」という言葉や態度で、精一杯の自己主張そしているんですね。
で、うまく言葉で感情を言い表せないから癇癪を起こすんだけど
その癇癪をワガママと思ってしまいがちだったりします。
だけどね、癇癪 = ワガママ じゃないですからね!
どう違うのかというと…
癇癪 ⇒ 子ども自身もよくわからなくてパニック状態になって起こる状態のこと
と、意図的かどうかが違いを見分けるポイントです。
こうやって違いをみるとわかるように
1歳半や2歳頃のまだ赤ちゃんからちょい成長してきたぞ~くらいの
お子さんには周りの人を困らせようだったり迷惑をかけてしまう
っていう概念ってないですよね?
だからワガママではないんです。
ワガママであれば、叱ったり、言い聞かせたりする必要があります。
が、癇癪は悪気があってしているわけではないので、
叱るというのもおかしな話なんです。
成長とともに自分で感情をコントロールできるようになり
徐々に癇癪を起こさなくなっていくものなので、
お子さんの成長見守ってあげましょうね。
育児中のイライラについては
子育てママのイライラはなぜ起きるの?原因は?どうしたらおさまるの?
に詳しく書いてますので、よかったら読んでみてくださいね。
さいごに
イヤイヤ期の癇癪はほんと凄まじい…
しかもそれが1日中なんども、そして毎日ときたら
ママも精神的に疲れてきちゃいますよね。
でもそれでも、お子さんの成長とともにやってくるイヤイヤ期を
なんとか乗り越えなくてはならない…
そんなときに知らないよりはラクにイヤイヤ期と付き合う方法を知って
色々試して、自分なりにコレがいいかも~ってものが見つけていかれると
よいのでは?と思います。
少しでも参考になれば幸いです。