地元を離れてしまうと、友人の親が亡くなったことを電話やメール、あるいは親伝いで聞くことがあります。
知ったからには何か行動しなければ!と思いますよね…
私も大学生の時、友人のお母さんがなくなったことを後で知ったときは、とりあえずお悔やみのメールをしたことを覚えています。
ですが、社会人だとそういう訳にはいきません。
そこで、今回は
・後で知っても手紙や香典は送ってもいいものか?
・書き方やマナー、文例
の内容についてみていきましょう。
友人の親が亡くなったことを後で知った場合でもお悔やみの手紙や香典は送ってもいいの?
送る前に、友人や故人との関係性が大きく関わってきます。
友人とは親友同然で、故人とも面識がある場合は、後で知ったとしても知った時点でまず連絡。
「電話」で直接お悔やみの言葉を伝えましょう。
そして後日、改めてお手紙を送るといいでしょう。
友人とは一般的な付き合いの場合は、直接連絡はせず、お手紙だけで大丈夫です。
もし、喪中ハガキで知らせてきた場合、「寒中見舞いハガキ」を送りましょう。
最近だとLINEで知らせるケースもありますが、LINEで知らせてきた場合のみ返信していいです。
こちらからLINEで連絡を取りたいと思いますが、あくまでも友人は親を亡くしていますので、そのあたりの心情を読んであげてください。
あなたが良くても相手にとっては失礼にあたるかもしれません。
香典に関しては送るのは控えましょう。
知らせたことにより香典を催促させてしまったと思われます。
また、あなた自身が後日知ったということは、葬式や四十九日法要が終わり、少しずつ日々の生活を取り戻しているという状態でもあります。
そこに香典が送られてくると「香典返し」の準備をしなければなりません。
なので、相手に迷惑をかけないためにも香典は送らないほうがよいです。
香典の代わりに、お花やお菓子などを送ると相手にも気を遣わせずに済みます。
もし、どうしても送りたい場合は、親友なら5000円、それ以外なら3000円をお包みしましょう。
お悔やみ手紙の一般的な書き方とマナー
お悔やみの手紙は普通の手紙とは違い、気をつけなければならない点がたくさんありますよね。
では、早速みていきましょう。
お悔やみ手紙の書き方
送る時期:知ったら早めに送りましょう
宛名:友人の名前
ペン:黒インクの万年筆またはボールペン(グレーカラーのペンでもOK)
封筒・便箋:中身が一重の白色の封筒、縦書きの無地の便箋一枚
手紙の内容:
・冒頭からお悔やみの言葉を書く
・つぎに、後日知ったことのお詫びを簡単に書く
・さいごに、励ましや遺族に対しての言葉を書く
香典を同封する場合は、現金書留用の封筒を準備。
不祝儀の熨斗袋を入れます。
表書きは「御霊前」「御供物料」と黒インクの万年筆またはボールペンで書きましょう。
マナーについて
不幸がこれ以上重ならないようにという意味で封筒は二重のものは避け、便箋も二枚にならないよう一枚におさめます。
手紙の内容ですが、頭語や時候挨拶文は不要です。
励ましなどの言葉を述べるときに、大げさな表現や重ね言葉、不幸を連想させる言葉はNGです。
お悔やみ手紙 友人の親がなくなったときの参考文例を紹介
どのように書けばいいのか、以下の文を参考に自分なりに書いてみてください。
文例1:手紙のみ、香典を送らないパターン
お母様の突然の訃報、大変驚いております。
ご家族様のご心痛はいかばかりかとお察し申し上げます。
本来であればすぐにでもかけつけてお悔やみを申し上げたいところですが、遠方のためままならず、まことに申し訳ありません。
まずは略儀ながら書中をもちまして、お母様のご冥福をお祈り申し上げます。
文例2:手紙+香典を送るパターン
この度はお母様のご逝去、心かお悔やみ申し上げます。
さぞやお力落としのことでございましょう。
すぐ駆けつけてお参りかたがたお慰めしたいところですが、それも叶わず申し訳ありません。
同封のものは気持ちばかりですが、お母様の霊前にお供え下さい。
どうぞ気を強くお持ちになり、くれぐれもご自愛ください。
まとめ
いかがでしたか?
訃報を聞くと当事者でなくても悲しくなります。
何かしてあげたい気持ちはありますが、かえって迷惑になることもあります。
相手への一番の気遣いは思いやることです。
寄り添ってあげることが一番いいと思います。
もし、このようなことがあったときは参考にしていただけると幸いです。