気温も下がり、季節もだんだん冬に近づいてくると届き始めるのが喪中はがきです。

 

喪中はがきが届いたことにより、初めて亡くなったことを知るケースが増えています。
とくに仲のいい友人で面識があった親さんが亡くなったとなると、手を合わせに行かなくてはと思いますよね。

 

ですが、手を合わせるに行くのはいいけれど、香典を用意したほうがいいのか?と迷ってしまいますよね。

そこで今回は相手のことを配慮した対応の仕方をお教えします。

スポンサードリンク

喪中はがきで友人から親の訃報を聞いた!香典は送ってもいい?


喪中はがきで訃報を知った場合は、香典=お金を包むことは控えましょう。
葬儀に参加してもらいた方であれば、亡くなったと同時に連絡をしてくると思います。

 

中には急に亡くなって、他の人に知らせることができなかったということもあります。
その場合は、お悔やみの言葉を添え、お花を送る程度にしましょう。

 

喪中はがきがきたからと行って、慌てて行く必要はありません。
喪中はがきを送るということは、葬儀も無事終わり少しずつ日常生活を取り戻しているという意味でもあります。

 

そこで香典を送ると、もらったほうはお返しを用意しなくてはなりません。
そして、はがきを送ったことで香典を催促したようになり、余計な気を遣わせる結果にもなります。

お金を包むことは避け、お菓子やお花を送る程度にしましょう。


スポンサードリンク

香典を友人の親に送りたい!どんなものを選べばいい?


一般的にはお線香が多いです。
そのほかに、上記で挙げたお菓子やお花、果物もしくは故人の好きなものを選ぶのもいいでしょう。

 

マナーとしては、かさばらなくて、持ち運びやすいものを選ぶことです。
そのままお供え物としてもできますので、個別包装されたプリンや羊羹、クッキーや最中などがおすすめです。

 

ですが、注意点もあります。
お菓子などの食べ物は日持ちのするものを選びましょう。
日持ちのしないものは避けましょう。
また、お盆で供える「落雁」と呼ばれる砂糖菓子を送るのも最適です。

 

お花は胡蝶蘭や白ゆり、故人の好きだったお花にしましょう。
トゲのあるお花は贈り物としは適しませんので、選ばないようにしてください。
購入する際、「お供え物として」と言えばそれに合わせたお花を用意してくれます。

 

果物は丸い形をしたものを選びましょう。
これも購入する際、「お供え物として」と言えばそれに合わせたものを選んで、籠盛りにしてくれます。

 

喪中はがきが届いたということは四十九日は過ぎていますので、熨斗は双銀の水引を選びましょう。
のし紙はお店側が用意してくれますが、最近は東日本は白黒5本の結びきり、西日本は黄白5本の結びきりを選ぶことが多いです。
覚えておくと良いでしょう。
表書きの上段は「御供物料」を書きます。

 

友人の親への香典金額は?


友人とどのくらい仲が良いのかで金額が変わってきます。
また、年代別でも変わってきます。

 

親しい友人の場合
20代:5000円程度
30、40代:10000円程度
50代以降:10000円〜

 

一般的な友人の場合
20代:3000円程度
30、40代:5000円程度
50代以降:5000円〜

 

同級生、クラスメイトの場合
20〜40代:何もしない、または3000円程度
50代以降:何もしない、または5000円程度

 

あくまでも葬儀に参列するときの香典相場になります。
喪中はがきをもらったあとにする香典は、この金額にしないといけないと言うことはありません。

 

友人と仲が良く、故人(この場合は友人の母)と面識がある30代の方は3000〜5000円程度がよいでしょう。
それぐらいの金額のお供え物を用意するとよいです。

あまり高すぎるものを送っても送られた側に気を遣わせることになりますので控えましょう。

 

まとめ

いかがでしたか?
亡くなったと聞くとどうしても香典を送らなければと思いがちですが、かえって遺族の負担を増やすこともあります。
喪中はがきを送ってくるということはそれなりに事情があるということもあるため、そのあたりは察してあげましょう。

 

それよりもお線香をあげに行ったり、お手紙を書くことのほうがかえって気を遣わせることが少ない上、故人も遺族も喜びます。

 

お手紙を書く場合は、喪中はがきが送られてきた1週間以内に喪中見舞いを送りましょう。

 

一番は気持ちを伝えることが大切です。
少しでもこの記事を参考にしていただけると幸いです。

スポンサードリンク