お吸い物に酒蒸し。
バター焼にパスタ。
はまぐり料理はたくさんあります。

 

そんなとき、下ごしらえとして必須なのが「砂抜き」です。

 

あれを失敗しますと、さあ食べよう!と口にしたとき、じゃみっ…とした食感で不快になりますよね。

 

ここではちょっとした砂抜きのコツを紹介したいと思いますので、参考にしてみてください。

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はまぐりの砂抜き口が開かないのはなぜ?

砂抜きは塩水に浸して、数時間…ってことはご存知かと思います。
しかし「あれ…、口が開かないんだけど…」「なにが違ったの…?」という結果になってしまうことありませんか。

 

砂抜きで口が開かないのは、いくつかの原因があります。

①塩分濃度が異なる

海水と比べて塩分濃度が異なると、貝がストレスを感じてしまう可能性があります。
そうなると貝が砂を吐かないこともあるんです。

 

そこで大事なのが、塩分濃度は水分量の3%。
1リットルの水だと30gのお塩の割合がベストです。

②温度が低すぎる

水温が低かったり室温が低かったりするとハマグリの活動が鈍くなり、砂抜きができなくなります。

水温は15℃から22℃。
室温も同じ15℃から22℃の常温がベストです。

 

そのため冷蔵庫で保存せず、常温でおいておくのがオススメです。

 

③砂抜きする場所が明るすぎる

はまぐりは明るい場所よりも暗い場所を好むので、明るい場所だと砂抜きが進みません。

そこで、砂抜き用の塩水を容器に入れ貝を浸したら、新聞紙などをかぶせておくといいですよ。

 

④塩水の量が多い

はまぐりが全部浸ってしまうほどの水量だと呼吸できなくなってしまい、死んでしまいます。
貝の4分の3が浸るくらいの塩水量がベストです。

 

⑤死んでしまっている

上記で紹介した①~④を満たしているのにダメな場合は、はまぐりが死んでしまっている可能性があります。

 

どれだけ砂抜きをしても加熱しても口を開かない場合は、死んでいる可能性が高いので、もったいないですが、捨てましょう。

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はまぐりの砂抜き死んでいる?傷んでいる?チェック方法

「あれ…、ぜんぜん口が開かないけど…」「死んでる?食べられない?」
そんなときのチェック方法です。

 

砂抜きをしても、加熱しても口が開かない!!
そんな時には下記の項目に該当するかチェックしてみてくださいね♪

 

①口が開きっぱなしになっている

どんなに刺激を与えても、加熱する前から口が開きっぱなしになっているものは死んでいます。
食べることはできませんので、すぐに捨てましょう。

 

②白いペローンとしたものが出っぱなし

白いペローンとしたもの(出水道、入水管)が伸びたまま引っ込まないものは、死んでいて食べられるのか、生きていて食べられるのか判断に困りますよね。

 

ですが白いべローンとしたものが出ている状態なら、まだ貝は死んでいません!!

 

この現象は砂抜き時の塩水の塩分濃度が薄いとなることがあります。
そのため塩の量を増やして、再度暗い場所に置いてみてください。
貝から腐敗集がせず、加熱して口が開けば食べることができますよ♪

 

③腐敗臭

臭いニオイがすると死んでいるので、食べることはできません。

 

死んでいるのかな?と迷ったら、ほんのちょっとだけ塩を直接、水管にかけてみても良いですよ。
生きていれば反応してくれます。

 

はまぐりの砂抜き失敗と思ったら確認したいこと

それにしても砂を吐いた形跡はないし、ちょっと動かしたり触ったりしても反応ないし…。
砂抜き失敗?と思ったら再度チェックしたいことを紹介しますね。

 

①塩分濃度は大丈夫?

最初にも紹介しましたが、塩分濃度は3%がベスト。
海水に近い塩分濃度にすることによって貝がリラックスして、砂を吐いてくれます。

 

②重なりあっていない?

貝同士が重なり合っていると、上手く呼吸することができません。

また貝が開こうとしているのにお隣さんが邪魔をしてしまっていては、窮屈です。
重ならないように並べてあげてください。

 

③塩水の量が多くない?

こちらも先ほど紹介しましたが、全体が浸かってしまっては貝も呼吸ができません。
塩水量は貝が4分の3浸かる程度で十分です。

 

もし水の量が多かった場合は、水分量を減らして様子をみてあげてくださいね。

 

④もう砂抜きされている?

もしかしたら、スーパーに並べられる前に砂抜きされている可能性も考えられます。
そうすると思っていたより砂を吐かないかもしれません。

 

⑤明るい場所に置いていない?

こちらも先ほど紹介しましたが、明るい場所だと砂抜きが進みません。
新聞紙などをかけて少し様子をみてください。

 

⑥水温、気温は大丈夫?

こちらも紹介しましたが、冷蔵庫では寒く冷たくなってしまうのでNG。
水温気温ともに15℃から22℃がベストです。

 

どうですか?
もしいずれかに該当しているのであれば、見直して再度砂抜きしてみてくださいね。

 

はまぐりの砂抜きは、基本的に上記の条件で3時間くらいおけばOK。

調理したい時間から逆算して砂抜きを開始してみてくださいね。

 

さいごに

その昔、酒蒸しを作ろうとした際、砂抜きに失敗しはまぐりを全滅させた経験があります…。

 

調べてみたところ、おそらく室温&水温が原因でした。
暖房の効いてたからなぁ…。

 

そんな失敗した過去もありますが、ポイントさえおさえておけば、砂抜きはそんなに難しいことじゃありません。

 

おかずにもおつまみにもなる、はまぐり。
砂抜き成功させて、おいしく調理してみてくださいね♪

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