なんの前触れもなく、突然やってくる訃報。
それが家族でも親族でもなく、友人の親御さんだった場合。
友人の実家が地元なのか遠方なのか、自分は直接お線香をあげにいけるのかどうかも考えるかと思います。
 

そしてなにより、心身ともに疲労し気落ちしている友人になんとかしてあげたい!と思うことでしょう。
 

しかしお祝と違って華やかなものを贈るわけにはいかないし、かといってお香典だけではあまりにも事務的ではないだろうか…。
そんなちょっとデリケートなお悩みの参考になればと思いますので、参考にしてみてください。

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友人の親が亡くなった…友達を元気づけるために贈り物をと思うけど、していいもの?

贈り物じたいは、してもいいと思います。
ただ、贈るものは考慮しなければなりません。
 

また、友人に個人的に贈るものにするのか、友人家族にも喜ばれるものにするのか、にもよるかもしれません。
 

友人に個人的に贈る場合

よく知った友人であれば、あなたがよくわかっているはずです。
友人が好きなもの、喜ぶもの。
 

ただしあまり大きなものや、かさばるもの、高価なものは避けたほうが無難です。

相手に気をつかわせる、場所をとるものは迷惑になります。
 

亡くなったのが親御さんであれば「実家」にいることになりますので、相手の家族や親族の目に触れることも考えましょう。

 

「どうしてもその場にふさわしくないけれど、あげたいものがある」と熱望するのであれば、こっそり友人に渡すくらいなら大丈夫かもしれません。
この場合はあくまで直接あって渡せる場合ですね。

 

家族にあてたものを贈る場合

お花やお茶菓子が一般的かな?なんて思いますが、実際はどうでしょう。

 

お墓参りではないのでお花はそなえる場所もなく、枯れてしまったあとの処分が面倒との声がありました。

お茶菓子であればちょっとした時間につまめますし、日持ちするものであればいいかもしれません。
 

そんななかで好評だったのが、お線香です。
お線香であればその場でも使えますし、消耗品ですのでいくらあっても困りません。
 

しかも直接もっていって渡してもおかしくないですし、遠方であれば郵送でも違和感ありません。

いまは贈り物用のお線香もたくさんありますので、探してみてください。

 

もし、ものを贈る場合に気をつけなければならないのは「相手に気をつかわせないこと」そして「不謹慎にならないこと」この2点を抑えておけば大丈夫です。


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親を亡くした友人へ贈り物以外でしてあげられることは?

むしろ「もの」など用意せず、連絡をする、メールをする、手紙を書く、会いに行く、これだけでも十分かもしれません。(告別式に参列する際の、お香典は別として)

 

親族の葬儀をとりおこなったことのある方ならわかるかもしれませんが、人が亡くなってからというのは忙しいものです。
あまり時間をかけず、相手の都合にあわせられる手段でコンタクトがとれるといいですね。

 

電話をかける場合であれば、事前にメールでタイミングを聞いてみてからのほうがいいかもしれません。
返信がない場合は無理に電話をしたり返信をうながしたりせず、待ちましょう。

弔問客がたくさんきているのかもしれませんし、疲れきって休んでいるのかもしれません。

 

メールをする場合、あまり長い文章をおくる必要はないかと思います。
「大丈夫?なにかあったら連絡して。無理しないでね」
ちょっとしたメールですが、気遣ってくれてるんだ!とその心遣いが嬉しいと思いますよ。
 

個人的にですが「元気だして」は、あまり嬉しくありません。

だって親が死んで、元気もなにも…と思ってしまいます。
「心配してる」とか「話きくから」という気づかいがあたたかくなれる気がします。

 

会いに行く場合、枕線香をあげに行く場合ですが、これは連絡ついてからのほうがいいでしょう。

人の出入りが激しいでしょうし、バタバタしているはずです。
いつなら行っても迷惑でないか、むしろ行っていいのか、電話のお悔やみだけで済ませたほうがいいのか、しっかり聞いておきましょう。

 

さいごに

友人が悲しみ、落ち込んでいるのであれば元気づけてあげたい!と思うのは当然です。
 

自分は口下手で気の利いたこともいえないし、なにか贈り物で元気になってもらえないだろうか。
気持ちはわかりますが、逆に考えてみてください。
 

自分が悲しんで落ち込んでいた場合、友人にはどうして欲しいか。
 

ものをもらっても嬉しいかもしれませんが、いつもみたいにバカ話してくれたほうが楽しくなりませんか?
 

案外そんな簡単なことなのかもしれません。
それに「自分のことを気にしてくれる人がいる」と思えるだけでも、元気がでるはずです。

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