季節に関わらず、唇の乾燥に悩まされている方、実は多いのではないでしょうか。
気がついたら皮膚がめくれてしまっていて、見た目もボロボロになってしまったり…
リップのノリも悪いうえに、しょっちゅう塗りなおしが必要ですから、最悪ですよね。
そんな時、顔にするのと同様に「唇パック」をされることがあると思います。
自分で簡単にできる方法が多いですから、試しておいて損はないですね。
しかし、やり方だけ分かっていても、その他に注意する点を忘れてはいませんか?
今回は唇パックをする際のポイントについて紹介してまいります。
唇パックはどのくらいの頻度でするもの?
美容系のケアって、毎日のようにやった方が良い気がしますよね。
悩みに対して良いことを行うわけなので、回数が多ければ多いほど効果があるように考えてしまうと思います。
しかも唇のパックはハチミツやオイルを使って行う方法もあり、食品だから何度やっても問題がないように感じてしまいますよね。
では実際のところ、パックする回数の多さとメリットは比例するのでしょうか?
唇パックを効果的に行うための頻度についてまとめてみましたよ。
唇パック、実はそんなにしなくてOK
フェイスパックなどを含めて、毎日のようにパックをしている方もいますね。
ですが、実は頻度はそんなに多くなくても効果が出るんです。
一週間に2~3回パックをすれば、きちんと保湿されてきます。
重要なのはその後に、リップクリームやワセリンを薄く塗って保湿状態をキープすること。
パック後のケアをきちんとすれば、毎日パックしなくても問題ないんですよ。
また良かれと思って毎日皮膚を塞ぐのも、その分皮膚が呼吸をできないといった心配点も出てきます。
効果が変わらないのであれば、多くても週に3回くらいにとどめておいた方が良さそうです。
唇ラップパックのやりすぎはNGなのか?
唇パックの中でも注目されているのが、ラップを使った「唇ラップパック」。
市販のラップ、リップクリームもしくはワセリンを用意すればできてしまうので、チープさと手軽さが魅力のケア方法です。
その手軽さと普段から使うもので行うがゆえに、ラップパックもたくさんした方が良いように感じてしまいますが、やはり長時間パックし続けない方が良いといえます。
先程もお伝えしましたが、唇や周りの皮膚を塞いでしまうことになるうえに、ラップにより皮膚呼吸の妨げになることもあります。
また、水分を閉じ込める力が強い分、ラップで覆っている箇所が蒸れてしまいやすいんです。
その状態が長時間続くと、せっかくのリップパックも逆効果。
肌荒れの原因となる可能性が出てきてしまいます。
唇のラップパックは、お風呂上がりから5分間だけすれば効果があるとされていますので、それ以上放置しないように気をつけてください。
唇ラップパックをするときにしては絶対ダメなこと
ラップパックは「長時間続けない方が良い」と上述しましたね。
この他にも、ラップパックならではの注意点がいくつかあります。
逆効果にならないために、以下のことにも注意して行うようにしてください。
お風呂上りにすぐ実践
ご存知の方も多いと思いますが、お風呂上りはその瞬間から水分が奪われていきます。
身体が温まっていますから、毛穴が開いた状態なうえ、温かい水分の方が蒸発が早いためです。
逆にいうと、この時にきちんと保湿を行えば効果的であるともいえます。
肌も柔らかいので、有効成分が吸収されやすいからですね。
唇パックも同じで、お風呂上り5分以内にラップパックをできるか否かが勝負になってきます。
脱衣所にセットで用意しておいて、身体を拭いたらすぐにパックするようにしましょう。
ラップは使いまわさないこと
ちょっとずつですが、週に何回か使うとなると、ラップの消費はもちろん増えてしまいます。
しかしもったいないからといって、一度使ったラップを使いまわして使用することは避けましょう。
パックに使用したラップには、乾かしたとしても油分の残りや古い皮膚が残ってしまっていることがあります。
衛生的ではありませんし、唇をもっと荒れさせてしまう原因にもなりますからね。
ラップは小さめサイズで使うようにして、パックした後は捨ててしまってくださいね。
そのまま寝ないこと
「お風呂上がり後5分間のみ」という注意点を挙げましたが、念のため。
間違ってもそのまま眠らないようにしてください。
もしラップが口のみならず鼻も塞いでしまった場合、呼吸困難になってしまいます。
寝ている間に口も鼻も塞がれてしまうと、最悪のケースですが命の危険にさらされることも考えられますからね。
絶対に、うたた寝などもしないように注意してくださいね。
まとめ
唇は顔の中でも目立つパーツですし、ガサガサのままでは化粧ノリも悪くなってしまいます。
自宅でできるケアはとても便利ですが、説明書の注意があるわけではないですし、頻繁に行ってしまいがちです。
今回の記事を参考に、適度な頻度と時間を守って唇のパックを行うようにしてくださいね。