保育園では、クリスマスを含め日本で浸透している行事を子どもたちと実施してくれますよね。
その中には二月三日の節分ももちろん含まれています。
節分の豆まきに欠かせないものといえば、鬼役。
保育園によってやり方は様々で、紙の鬼面をつけたりもっと強面な鬼に変装したりします。
そのため場合によっては、鬼があまりにも怖すぎて、そのことがトラウマになってしまう子もいるようです。
そして節分には鬼が保育園に来るから行きたくない!!
と言いだす子供もいたりします。
そこで今回は節分イベント時にお子さんが保育園を嫌がってしまった際の対処方法などについて紹介してまいります。
節分の鬼はトラウマにもなる?
お子さんを預けている保育園は、節分に気合を入れて取り組んでらっしゃいますか?
もしそうであれば、お子さんにとって節分がトラウマになってしまう可能性があります。
いつもであれば大好きな先生も、子どもたちにとっては声だけで「〇〇先生だ!」と認識することが難しいからです。
ぱっと見が怖い変装の人が近寄って来るわけですから、パニックになって泣き出してしまうのもうなずけます。
実際のところ、保育園の節分イベントで、鬼や節分自体を怖がってしまうようになる子は結構多いみたいです。
「鬼」と聞いただけでびっくりしてしまったり、「節分がある」と聞いた日には保育園に行きたくないと駄々をこねてしまったり…
子どもにとって理解の追いつかないものは恐怖の対象でしかありません。
節分がトラウマになってしまうなんて、と思うかもしれませんが、子どもには強烈な思い出になってしまうこともあるんです。
節分の鬼が怖くて保育園拒否の子供。どう対処する?
もし前年の節分で怖い思いをしていたら、次の年は「絶対行かない!」とお子さんが渋ってしまう可能性があります。
いつも駄々をこねる子であれば、親御さんはそのまま連れて行ってしまうかもしれませんね。
しかし、「鬼」や「節分」と聞いたとたんに泣き出したというのであれば、ちょっと待ってあげてください。
それはお家で遊びたい、何か分からないけれど行きたくない、といった通常の嫌々ではなく、節分の時の記憶がよみがえり怖くなってしまったという可能性があるからです。
そんな状況で、駄々をこねている子供を叱ってしまうと、親御さんに対しても負の感情を覚えてしまうこともあります。
そのためお子さんが「節分」や「鬼」という言葉に反応しているようであれば、「どうしていきたくないの?」「どうして今日はお休みするっていうの?」とお子さんの気持ちを聞いてあげてください!!
もし鬼が怖くてトラウマになってしまっているのであれば、駄々をこねることに怒らないよう気をつけてあげないといけません。
節分の保育園行事のトラウマを緩和するためにしてあげられること
節分イベントがお子さんのトラウマになってしまった様子であれば、叱ったり大声を出さないことが大切です。
またその他にできることは何か、対処方法をみていきましょう。
保育園をお休みする
怖がっているものが明確な場合、その中に無理に放り込む必要はないですよ。
苦手なものは克服してほしい、と考えるのも分かりますが、恐怖に対峙させたからといって必ず克服できるものではありません。
逆に怖さが倍増し、深刻なトラウマになってしまう危険もあります。
保育園には「子どもが行きたがらない」と正直に連絡しても問題ないですから、その点は安心してくださいね。
お休みした後、静かになだめてあげる
今日は保育園はお休みだよ、ということを教えてあげて、ゆっくりなだめてあげましょう。
怒ったりせずに、静かな声のトーンで話すと効果的です。
時間はかかるかもしれませんが、ママさんやパパさんの温もりと優しい声でしっかり安心させてあげてください。
その後に影響は残る?
保育園をお休みして恐怖対象を避けたとして、今後の成長に影響するかどうかが心配なところですね。
ですが不安に思うことはありません。
お子さんはこれからどんどん成長していきます。
鬼が怖いと思っているのも一時のことで、成長とともに色々なことを学びその恐怖も忘れていくことでしょう。
むしろ「無理に怖いところに連れていかれた」ということにより、両親への不信感や鬼に対するトラウマが残ってしまうことも考えられます。
ですから「豆まきの日=鬼が来る」と分かりお子さんが登園を嫌がるようであれば、無理に保育園に連れて行かず、お休みさせてあげてくださいね。
まとめ
節分の鬼に対して怖いと思うことは、小さなお子さんにとって当然の反応といえます。
二月三日に保育園に行きたくない、と言い出した時は、お子さんの様子をきちんとみたり、話を聞いてあげましょう。
とくに節分に関するワードを聞いて泣き出したり怯えたりした場合、保育園の節分イベントがトラウマになってしまった可能性を考慮してあげてください。
そしてひどく嫌がるようであれば、無理に連れて行かずに、落ち着くまでゆっくり安心させてあげてくださいね。