普段、スーパーなどの野菜売り場で何気なく見かける「ブロッコリー」。
茹でて、マヨネーズを付けるスタンダードな食べ方も良し。
パスタで、ベーコンやハムと共演させても良し。
「緑色が足りないかしら?」というお弁当の困った!も解決してしまう優秀な野菜、それが「ブロッコリー」ですよね。
そんなブロッコリー。
通常私たちが食べるときの状態は、1口サイズに小分けされた「房」になっています。
(元の1つの状態を「株」といいます。)
そのためブロッコリーを調理するとき、こんな疑問が湧いてきませんか?
房へ分けた後に残った、芯の部分はどうすれば良いの?
捨てる? or 保存する?
色々調べてみたものの、何が何だかよくわからない!
誰でも良いから詳しく教えてー!
今回はそんなあなたの為に、ブロッコリーの概要と、食べられる部分についてのお話を詳しくしますね。
この記事を読めばきっと、今後のブロッコリー調理が楽しくなりますよ!
では、早速見ていきましょう。
ブロッコリーどこまで食べられる?
まずはブロッコリー全体のお話をしていきましょう。
日常、私たちが食べているのは、小さいつぶつぶが集合した、濃い緑色の「頭の部分」ですよね。
このつぶつぶの箇所を「花蕾(からい)」といいます。
花蕾は字のごとく、植物の「蕾」という意味です。
つまり、ブロッコリーのつぶつぶの正体は「1箇所に集合した、小さな花の蕾」というわけです。
蕾なので、調理せずそのまま放っておくと黄色い花が咲きます。
花が咲くというのを聞くと、植物なんだなと改めて思いますよね。
ブロッコリーは元々、野菜の仲間であるキャベツを品種改良したことで生まれた食べ物だそうです。
色こそ、緑色で近いものがありますが、見た目は全く似ていないですよね(笑)。
共通点は、芯の硬さくらいでしょうか?
では次にその下の部分、「芯」の箇所を見ていくことにしましょう。
花蕾の部分に比べたら硬く、一見調理しづらそうな芯。
しかし、芯も立派な食材で、花蕾同様に全て食べることか出来ます。
調理方法はいくつかありますが、まずは「茹でる」が一番簡単な方法かと思います。
硬い芯なので、薄くスライスすればより調理時間を短縮することができます。
例としまして、いくつかレシピをご紹介しますね。
おつまみ
芯の部分を薄くスライスし、塩とごま油で味付けをした料理。
見た目が「ザーサイのように見える」というコメントも見かけました!!
食材が芯のみという、とにかくシンプルな料理です。
レシピはこちら⇒一瞬何だか分からないブロッコリ芯のナムル
きんぴらにも…
芯を細切りにし、同じく細切りにした人参と一緒にフライパンに入れます。
味付けもフライパン内で完結するので、ふと思いついたときすぐに出来る一品。
ごぼうの代わりにブロッコリーの芯!発想の転換ですね。
レシピはこちら⇒ブロッコリー芯のきんぴら
中華風に
芯は千切りに。
フライパンにて調理可能で、唐辛子やラー油・中華だし(ウェイパー)などで味付けをします。
中華風にも出来ます!
レシピはこちら⇒ブロッコリー芯のピリ辛中華炒め♪
このように意外といろんな料理に使え、大活躍してくれます♪
ブロッコリーの茎ってどこまで?
さて、芯も調理によっては立派な1品なるということがわかりましたね。
では一体、茎とはどこまでのことをいうのでしょうか?
ブロッコリーは植物でもあると、初めの方でお話しましたね?
植物といえば、花の箇所以外は大部分が「茎」と「葉」に分かれます。
その為、ブロッコリーの花蕾の部分が「花」、芯(中央の太い茎)と・芯から生えている細い部分が「茎」ということになります。
芯と、細い茎には葉も生えていますよね。
この葉っぱについても、もちろん食べることができます。
ここでも、レシピを1つ。
こちらはブロッコリーの葉を1株分と、りんご・バナナ・レモンを使います。
ブレンダーとの指示がありますが、ミキサーでも作ることができますよ~♪
レシピはこちら⇒ブロッコリーの葉のグリーンスムージー
他の果物と一緒に、スムージーにして飲む。
この発想私にはなかったです(笑)
普段食べている花蕾の部分だけではなく、芯や葉まで食べれると1つの食材で料理の幅も広がりますね。
ブロッコリーで食べられない部分
芯や茎、葉も食べることが可能とわかったブロッコリー。
では逆に、食べられない部分は無いの?
NGな部分があるなら、調理をする前に早めに知りたい!と思いますよね。
ご安心ください。
ここまでのお話の通り、ブロッコリーは全ての箇所を食すことができます。
なので、食べられない部分は無いが正解です!!
ただ、ブロッコリーも野菜(植物)である為、当然消費するまでの期限があります。
消費期限と保存方法については、以下を参考にしてみてください。
生の場合
- 基本、購入したら早めに使い切る
- そのまま生で保存する場合は、水気を取り除く(袋に入れましょう)
- 花蕾を上向き、芯を下向きに立てて入れる
※ 蕾が開き、黄色い花が咲く前に使い切りましょう。
茹でて保存する場合
- 密閉容器を使用する
- 冷蔵保存(消費目安は2〜3日ほど)
- 場合によっては冷凍保存も可
→ 参考資料: KAGOME公式ホームページ・VEGE DAY
ブロッコリー まとめ
ここまで、ブロッコリーについてのお話をしてきました。
- ブロッコリーは花蕾、芯(茎)、葉 全て食べることができる
- 花蕾と葉以外の部分は、芯(茎)である
- 手に入れたら、なるべく早めに消費する。加熱後、冷蔵・冷凍保存が可能
- 芯のみを使ったレシピがたくさんある
普段、何気なく見ているものを掘り下げてみると、新しい発見がありますね。
栄養満点のブロッコリー。
ぜひ芯の部分も捨てずに食べてみてはいかがでしょうか。