花粉の時期や梅雨の時期は、お布団ん外に干せない日が続いてしまうこともありますよね。
そんな日が続くと、ふと「布団って干さないとどうなるの?」と思ったりしませんか。
そこで今回は、布団って干さないとどうなるの?ということをはじめ、天日干しの意味や正しい布団の干し方をお伝えしてしていきます。
布団を干さないとどうなるの?
布団を干さないとダメと言われている原因の一つが、布団の湿度が高くなってしまうこと。
これなんですよ。
寝ている間って意外と汗をかいたりします。
そのため布団が汗などを吸収。
そう湿気が布団の中にたまっていってしまうんです。
そうすると通気性が悪くなって、寝心地が悪くなったり、カビが生えやすい環境になったりしてしまいます。
そのため天日干しをすると、お布団内部の湿気を下げることができるためカビ予防になると言われています◎
お布団の外干しで気になるのはダニの問題もあると思うんですよね。
ですが、天日干しではダニ退治はできません( ;∀;)
もちろん、日光による殺菌効果はありますよ~。
でも天日干し程度では、布団の表面温度の温度もダニが死滅する温度(60℃以上)までには上がらないんです。
そのため残念なのですが、お外に布団を干してもダニ対策や予防にはならないと言われています。
布団を天日干しする意味とは
では、天日干しをするのはなぜなのでしょうか。
一番の目的は先ほどのお伝えしたように、布団にこもった湿気を逃がして布団を乾燥させることです。
そうすることで
・布団がふっくらふんわりと膨らむ
・臭いがなくなる
・殺菌できる
といった効果があります。
ちなみに太陽による殺菌は30分程度でOKと言われているので、1時間しっかり干せば十分に布団は殺菌されます♪
意外と短時間でイイので、花粉の時期であれば、朝早いタイミングのまだ花粉がピークになる前に干し終わることもできるかな~と思いますよ◎
ただ布団の天日干しはお布団の種類によってはオススメでなかったりもしますので、その点もお伝えしていきますね。
天日干ししていい布団とダメな布団
お布団なら天日干しというイメージが強いですが、天日干ししていいお布団と、天日干しには向かないお布団があります。
その使い分けは、お布団の中綿の種類が何か?これで決まります。
綿100%やポリエステルのお布団
天日干しをしたほうがいいお布団です。
綿ワタの布団はとくに湿気をお布団の中にため込みやすいという特徴があります。
そのため晴れた日は、定期的に外気に当てて湿気を逃がしてあげたいお布団です。
羽毛布団
逆に羽毛布団は実は天日干しにはあまり適していないお布団と言われています。
というのも、羽毛は動物性の繊維。
そのため年間を通して湿度を一定に保ってくれる働きがあるんですよ。
だから天日干しをする必要はほとんどないと言われています。
実際私が羽毛布団を買ったとき、お店の方から天日干しは頻繁にしないでくださいね。と言われましたから(;’∀’)
え?
お布団なのに干さないの?
と思ったのですが、羽毛布団を高温などに長くあてると動物繊維が壊れやすくなり、早く劣化してしまうそうです。
そのため私は羽毛布団は天日干しはめったにしません(笑)
でも気になるので、室内の手すりなどの部分にかけて干したりしています。
でも別に干さない日が続いても、湿気がこもっているだったり、ふんわり感が減ったな…とは感じたことないです。
ただ羽毛布団は数年に一回はキレイに洗ってメンテナンスが必要と言われました。
やはり寝汗などを吸い込むには吸い込むので、羽毛自体が汚れたり、羽毛自体がバラバラになって小さくなったりするからだそうです。
羽毛布団の丸洗いや中の羽毛入れ替えメンテナンスはお値段も少し張るのですが、大事に使おうと思ったら、お布団メンテナンスも考えてみるとイイですよ◎
正しい布団の干し方
では、正しい布団の干し方をさいごにお伝えしていきますね。
布団を干す時間
お布団はとにかく湿気を吸収しやすいです。
そのため早朝や夕方などになると、干したのに逆になんだか湿ってしまうなんてこともあります。
そこで天日干しするなら、午前10時頃から干すようにするのがオススメです。
ちなみに花粉の飛散はお昼を過ぎて14時くらいがピーク。
そしてまた日没後に花粉の飛散量が増えると言われています。
そのため花粉の時期だけどもし天日干しを少ししたいと思われたら、午前中10時前くらいから12時までをターゲットで干されるのがよいかと思いますよ◎
雨の日の翌日は布団を干してはダメ
前日が雨の日は、布団干しはしないほうがいいとも言われています。
雨が小雨で地面が渇いていたらいいと思うのですが、大雨だと翌朝天気がよくても地面やコンクリートがまだ濡れていることありますよね。
そんなときは、太陽の力で地面の水分が蒸発して湿気が多くなってしまい、布団が湿気を吸収してしまいやすいんです!!
できたら雨の翌日は控えるor小雨程度であれば、大気中の湿度が下がってくる10時以降に干すようにしましょうね。
裏側も干す
お布団を干すとき、裏側も干していますか?
ちょっと面倒なのですが、表面を30分~1時間。
ひっくり返して裏面も30分~1時間程度干してあげるようにして、両面からしっかり乾燥させるのがポイントです。
どうして裏まで?と思われたかもしれませんが、一方だけ日光にしっかり当ててしまうと、裏面には湿気が残ってしまうんですよ。
そのためせっかく天日干しをしても効果半減(;’∀’)
ひと手間かかりますが、せっかく天日干しするなら両面を日光に当ててあげてくださいね。
シーツははがさず
お布団のシーツははがさず、シーツはかけたままお布団を干すのが基本です◎
え?シーツもかけたままなの?
と思われ方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、シーツはお布団自体が太陽焼けしていたんでしまうのをガードしてくれる役割をしてくれるんですよ!!
またシーツをつけたままだと、花粉や排気ガスなどが直接布団の内部に入り込むこともシーツがガード。
そのため布団むき出し状態のまま干すより、シーツをかけて干す方が布団も長持ちしますし、健康面でもよいと言われています。
お布団は叩かないで
布団の天日干しをしたあとに、パンパンと叩くイメージがある方も多いのではないでしょうか。
ですが、お布団をたたくのはNG。
お布団をたたくことで、布団の内部にあるダニの死骸などが逆に表面にでてきてしまいます。
これはダニアレルギーのお子さんのママが、小児科の先生から注意されたと教えてくれました。
汚れやダニを少しでも減らしたくてやってしまう、布団パンパン。
でも実際には逆効果になってしまうので、布団は叩かず、とりこんで余裕があるならしっかり掃除機で表面を吸い込んであげるといいですよ。
さいごに
お布団の天日干し。
綿やポリエステルのお布団なら天日干しは湿気を逃がすために大事な工程ですが、羽毛布団なら天日干ししなきゃ!!とそこまで頑張る必要ないですよ~。
羽毛布団の場合は天日干しは月1程度でOKと言われいますからね。
花粉や梅雨の時期などでも、お布団干さなきゃ…と思わなくても大丈夫です。
ただ綿やポリエステルのお布団の方は、湿気がこもるのが一番NGなので、晴れた日は週1程度はお布団をほしてあげたいところです。
そんなときは、ぜひ花粉の飛散量がピークに達する前。
午前10時前くらいから12時までのこの時間をぜひ狙ってみてくださいね