栗のあく抜きや下処理は必要?!すぐに使わない場合どうやって保存したらいいの?

食欲の秋!!
というだけあって、秋は甘くて美味しい食べ物がいっぱいでてきますよね。
たとえば、梨・ぶどう・さつまいもにそれから!!

 

だけど生の栗って扱ったことがないと、料理に使う前にあく抜きや下処理はやらなきゃいけないの?だったり、どうやって使ったらいいの?と分からないことだらけですよね。

 

そこで今回は、生の栗を使うときはあく抜きや下処理はしなきゃダメなのかな?という疑問や栗拾いで大量に栗を採ったり、旬だからと買い込んだりした栗の保存方法についてお伝えしていきますね。

 

慣れてないと面倒そう…って思いますが、意外と知れば「なんだ~できそう!!」ってなりますよ♪

 

今シーズンは栗を自分で調理できるようになって、家でも秋の味覚のひとつの栗、堪能しちゃいましょ~!!

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栗のあく抜きや下処理は必要?

鬼皮・渋皮をむいた栗であれば、あく抜きや下処理をしなくてもOKです。
簡単に鬼皮渋皮を剥く方法

 

ただ栗はアクが強いので変色しやすい

そのため皮を剥いた栗は使うまで水につけておくといいですよ!!

 

本当ならきちんとあく抜きして使ったほうが、色の変色も少なく仕上がりもよいのですが、若干手間がね…(^_^;)

 

そのため使う直前まで水に浸して栗をそのままお米の上に置いて、塩で軽く味付けしてそのままたいて栗ご飯にしても大丈夫です♪

 

ちなみに私は面倒なのでちょっと横着してあく抜きはスっ飛ばして、皮をむいて水にさらしてそのまま栗ご飯にしちゃってます。

 

ちなみに栗の皮を剥いてしまうと、日持ちがあまりしません

 

皮を剥いた栗はタッパーやボールなどに水を張ってその中に栗を入れておくのですが、毎日水をこまめに変えて1週間が限度かな~ってとこです。

 

1週間と書きましたが長持ちしての目安なので、皮を剥いたら早めに調理して使い切るようにしてくださいね。

関連記事:
栗のアク抜きどうやってするの?!3つ方法と簡易的なやり方を紹介

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栗の下処理はすぐに食べず保存するなら必須!!

さきほどもお伝えしたのですが、皮を剥いてしまうとあまり保存が効かないんです。

 

だけど家族で栗拾いなどに行ったり、旬だしと箱買いしたり、ご近所さんに大量にもらったりした場合は、数日だけでは使い切れないし、数日中に使い切ろうと思ったら毎日栗まみれになりそうですよね。

 

そんなときはまず下処理だけはきっちりと済ませて保存しちゃいましょう!!

 

というのも、生の栗をそのまま置いておくと虫がね湧いてきてしまうんですよ(´・ω・`)
栗を数日置いておくと白くなってくる…
コレ、鬼皮と渋皮の間に産み付けられた卵が孵化して幼虫となって活動し始めたからなんです。

 

だからね、この現象を防ぐために生の栗は放置せず、使わなくてもすぐに下処理だけはしてしまいましょう

 

栗の下処理方法は水に漬けておくだけ?!

下処理といってもそんな難しいことはなくて、たっぷりの水に栗を浸して一晩放置しておくだけです。
こうしておくと、すでに虫に食べられている栗は自然と浮いてきますからね。

 

この時点で浮いてきた栗は取り除いておきましょう。

 

それに一晩しっかりと水に漬け込んでおくと、栗の外側の硬い鬼皮も柔らかくなって剥きやすくなりますよ♪

 

ただ一晩水に栗を水につけただけでは、栗の中で孵化してしまった虫を残念ながら撃退はできません!!

 

そこで虫はごめんだ!!という場合は、ここで一手間かかるのですが、2リットルの水を鍋に入れて火にかけ、水温が80度になったところで栗1kgを鍋に投入。
1分ほどお湯に浸して水を切っておいたらOKです。

 

水の量、栗の量、水温、お湯に浸す時間がポイントなので、もし栗の重さが500gなら水は1Lに変更してくださいね。
ただその場合も水温とお湯に浸す時間は変更なしです。

 

ただお湯に浸した後の栗の表面はびしょびしょ。
そのため表面が乾くまでは陰干ししてくださいね。

 

ここまでできたら下処理は完璧!!
栗虫もこの処理で死んでくれるので安心して保存できますよ~。

 

栗の保存方法はどうやってするのが正解?!

冷蔵庫で保存する方法


1.虫対策のためにも、上記で紹介した80度のお湯に1分ほど栗を浸す下処理を行います。
2.表面を日陰で乾かします。
3.ビニール袋に穴をあけ、冷蔵庫に入れて保存します。

保存期間は約1週間から長くても1か月です。

 

湿気が多かったり、結露してしまったりすると、栗がカビてしまうこともあるので、ビニール袋に穴をあける!!
この一手間は省かずやってくださいね。

 

また冷蔵庫で保存するときに入れるのは、できたらチルド室が一番です。

 

というのもチルド室は食品が凍る-2~0度と低温設定なんですよ。
そのため食品は凍らないけど、鮮度が保てるのでオススメです。

 

もしチルド室がいっぱい…

 

そんなときは、冷蔵庫でも一番冷えやすい下の段の奥側で保存するようにするといいかなと思います。

 

冷凍庫で保存する方法

栗は冷凍保存だってできちゃいます。
そのためあまりにも大量で、1~2週間以内には使わないかなと思う場合は、思い切って冷凍しちゃいましょう。

 

では、手順を紹介しますね。

1.虫対策のためにも、上記で紹介した80度のお湯に1分ほど栗を浸す下処理を行います。
2.表面を日陰で乾かします。
3.穴をあけたビニール袋に栗を入れて、冷蔵庫でも低温の場所で1~2日置きます。
4.穴の空いてないビニール袋またはジップロックのような密封袋に栗を入れ直し、チルド室orパーチャル室といった温度が0~±2度くらいの低い場所で2週間程度保存します。
5.適度に見計らって冷凍保存に切り替えます。

 

え?
最初から冷凍室じゃなくて、2週間はチルド室やパーシャル室で保存?!と思われたかもしれませんね。

 

だけど、栗は寒い環境に置くと実は糖度が増すんです!!

 

そのためすぐに冷凍室に入れてしまうのではなく、冷蔵庫のチルド室やパーシャル室に一旦入れることで、栗の糖度が少しずつ増えて、甘く栗になってくれるんですよ~。

 

ただ栗が糖度のピークを迎えると、徐々に糖度がまた下がってしってしまうので、糖度をあげるためとはいえ、何事も適度が一番。

 

頃合を見計らって冷蔵室⇒冷凍室に移動させてくださいね。

 

ちなみに保管期間は約6ヶ月

 

ただ長期保存していると霜がついてしまうこともあります。
食品に霜が付いてしまった場合は、食品の持っていた水分が霜になってしまっているので乾燥して風味が落ちてしまっている状態です。
そのため霜がついてきたら、早めに使い切るようにしてくださいね。

 

関連記事:
冷凍栗の解凍はどうやってするの?!戻し方を紹介

 

さいごに

栗拾いに行ったり、大量に栗をもらったりした場合は、とにかく水に半日~一晩浸す下処理をして、その後できたら80度のお湯に1分浸ける虫対策をして、冷蔵庫へイン。

 

ここまでは数日置かずに、その日のうちに取り掛かって早く下処理を終えてしまう!!
これがポイントです。

 

冷蔵庫にさえ入れてしまえば、1~2週間は冷蔵でも保存OKですし、2週間以内に使い切れなかったら、冷凍庫に移してしまえばOKですからね。

 

せっかく手に入れた秋の味覚の栗。
美味しさを損なわないで食べるためにも下処理は早めに!!

これさえ気をつけておけばOKです。

 

初めてで戸惑うこともあるかもしれませんが、まずはチャレンジ!!
頑張ってやってみてくださいね♪

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