嘔吐や下痢の症状が続くと体力的にも精神的にもゲッソリ…。
だけど嘔吐・下痢は止まらないし、やっぱり病院で診てもらったほうがいいのかな?!
でも家から出るのもしんどいし、自宅で様子みながら療養してもいいのかな?!
そんな嘔吐下痢の症状がつらい胃腸炎時の病院受診の目安についてお伝えしていきますね。
胃腸炎で嘔吐・下痢!!病院行くべき?!
結論からお伝えすると、嘔吐下痢が続く胃腸炎での病院受診は絶対しないとダメ!!ということはありません。
というのも、とくに冬場に猛威を振るうノロウイルスやアデノウイルス、ロタウイルスなどのウイルス性胃腸炎だとインフルエンザのようにウイルスへの特効薬がないんですよ。
そのため嘔吐下痢の症状がつらくて病院に行っても処方してもらえるのお薬って、熱があれば解熱剤とあと腸の働きを整える整腸剤が多いです。
あまりにも症状がひどい場合は、吐き気止めや下痢止めといった薬を出される場合もあるようですが、胃腸にいるウイルスを体の外に出したほうがいいので、処方してもらえることは少ないです。
というのもウイルス性の胃腸炎の対処法は、上からも下からもウイルスをとにかく出し切るしかないという、本当につらいけどゲンナリするような対処療法が基本だからです(ノД`)
そのため胃腸炎の場合は、病院を受診しなくてもOKです。
とはいえ、あまりにも症状がひどい場合は病院へ行かなくてはいけません。
そこでその基準を紹介していきますね。
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胃腸炎になったときの受診目安は?!
基本的に胃腸炎は、水分をしっかりと摂って自宅療養でOKですが、病院を受診したほうがいい場合もあります。
それが下記のような症状が見られるときです!!
- 嘔吐が続いて水分が取れないとき
- 腹痛があまりにもひどく、痛みがどんどん悪化してくるとき
- 1週間以上、下痢が続くとき
- 下痢の症状がひどく、血便が出たとき
- 3日以上、高熱が続くとき
- グッタリしてきたり、動くのがダルイと感じるとき
もし上記のような症状があれば、胃腸炎であっても病院で診てもらってくださいね。
それから、胃腸炎での一番の注意は、脱水症状。
だって嘔吐下痢でかなりの水分が体内から出ていってしまいますからね。
そのため水分を少量ずつでもいいので、こまめにとるようにして脱水症状にならないようにすること!!
これが胃腸炎になってしまったときに一番大事なことです。
脱水症状はめまい、ふらつき、ぼ~っとするなどといった初期症状から始まり、進んでいくと体がだるくて重くなったり、ふらふらしてきたり、眠気や手足のしびれなどもでてきたりしてしまいますからね。
初期段階で喉が渇いてきたな…と思ったら水分補給をするのはもちろん、脱水にならないように喉の渇きを感じていなくてもこまめに水分をとるよう意識してくださいね。
とはいっても高齢の方やお子さんだと自覚症状に気づけず、脱水の症状が進んでしまうことがあります。
そのため高齢の方や乳幼児のお子さんが胃腸炎になられたときはとくに脱水には要注意!!
あまり水分がとれてないな~と思ったら早めに医療機関を受診するようにしてあげてくださいね。
関連記事 嘔吐下痢のときの正しい水分の取り方と水分補給に適した飲み物まとめ
嘔吐下痢の続く胃腸炎ですが、病院受診は必須ではありません。
そのため、水分さえ飲むことができれば自宅で様子をみて基本的にはOKです。
ただどうしても症状がしんどいやさきほどもお伝えした下記のような症状がある場合は、医療機関にかかるようにしてくださいね。
- 嘔吐が続いて水分が取れないとき
- 腹痛があまりにもひどく、痛みがどんどん悪化してくるとき
- 1週間以上、下痢が続くとき
- 下痢の症状がひどく、血便が出たとき
- 3日以上、高熱が続くとき
- グッタリしてきたり、動くのがダルイと感じるとき
自然治癒が基本なため嘔吐下痢が続くとゲッソリしてしまうほど胃腸炎は辛いですが、水分をこまめにとって乗り切ってくださいね。
ちなみに余談だけど、胃腸炎のときに整腸剤や乳酸菌製剤を服用して腸の働きを整えてあげるのはOKです。
整腸剤は下痢がストップするということはないですよ。
だけど下痢をすると腸内細菌が洗い流されてしまうんですって!!
そこで善玉菌を増やして腸内環境をよくするために整腸剤や乳酸菌サプリメントを服用して、ビフィズス菌や乳酸菌に腸の機能を元に戻すために働いてもらうのもよいかもしれません。