感染性の胃腸炎中でも冬場に猛威を振るうのがノロウイルス。
家族が感染すると家族内でも感染者が次々と出て一家全滅することもあるほど、強いウイルスです。

 

そこで今回はウイルス性胃腸炎の二次感染を防ぐためにはどうしたらよいのか?!という感染防止にできることをおつたえしてきますね。

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ウイルス性胃腸炎の感染防止にできることとは?!

ウイルス性胃腸炎の一番の予防はこまめな手洗いです。

 

なぜかというと、ウイルス性胃腸炎の感染経路の一つが接触(経口)感染だからです。

 

接触(経口)感染と言われてもピンと来ないかもしれませんが、簡単にお伝えすると、ウイルスを持っている人が触れた場所を触ってウイルスがついたままの手で食事をして口の中にウイルスが入ってしまって感染してしまったり、嘔吐物などから浮遊したウイルスが服や食器などについて、口の中に入ってしまって感染してしまったりすることを言います。

 

胃腸炎にかかっている人だって、トイレに行くときにはドアノブを触ったり、食事のときにはテーブルに座ったりしますよね?!

 

そうすると目には見えないからわからないけど、実はドアノブもテーブルだってウイルスが実は付着してしまっているんです!!

 

だからこそ、外出後やトイレのあとはもちろんですが、ご飯を食べる前後や料理を作る前後など、こまめに手洗いすることが予防に繋がります。

 

手洗いで気をつけたいのが、タオルは共用しないことです。

 

せっかく綺麗にウイルスなどの菌を洗い流したのに、胃腸炎に感染している人が使ったタオルを使ってしまっては、手洗いも無意味になってしまいますからね。

 

洗濯物も増えてしまい、一手間かかりますが、ウイルスを排出する期間はとくに意識してタオルは別に分けるようにしてくださいね。

 

手洗い以外の予防策は?!

こまめな手洗いで、手についたウイルスは流すことができますが、ドアノブなど共通して使う場所のウイルスはそのまま付着したままですよね。

 

そこで共用部分を消毒してウイルスを退治してしまうことも効果的です。

 

最近では便利なノロウイルス撃退スプレーのようなものが市販でも多くみられます。
手軽だし、特別に作る必要もないので、そういったスプレーを家族がよく使う場所に置いておき、手洗いと同様、こまめにスプレーして消毒するようにするといいですよ~。

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ただこのお手軽スプレー、ハイターを薄めた次亜塩素酸ナトリウムでもOKです。

消毒液の作り方は、

●嘔吐物や便が付着した場所を消毒する場合:濃度0.1%
水・・・500ml  次亜塩素酸ナトリウム・・・10ml
→500mlのペットボトルに水を入れ、ペットボトルのキャップ2杯分の次亜塩素酸ナトリウムを混ぜる。

●衣類・床・調理器具・ドアノブなどの消毒の場合:濃度 200ppm/0.02%
水・・・2L  次亜塩素酸ナトリウム・・・10ml
→2Lのペットボトルに水を入れ、ペットボトルのキャップ2杯分の次亜塩素酸ナトリウムを混ぜる。

と2通りあります。

 

なんの消毒をするのか?!によって薄め方が変わるので、用途によって水の量は調整してくださいね。

 

家でも簡単にハイターを希釈して作れる消毒液ですが、ただ薄めたり、日光に当たると分解されやす作りおきには向きません。
そのため作り置きせず、こまめに作って入れ替えることが基本です。

 

とはいえ毎日希釈は面倒…
そんな場合は少し濃い目に作って冷蔵庫で保存すると、徐々に効果は落ちていくものの1週間はギリギリ使えそうですが、それでも早めに使い切ったり、2~3日で作り直す方が効果を考えると良さそうです。

 

それから消毒関係でもう一つ。
次亜塩素酸ナトリウムを薄めた消毒液は使えないのですが、調理器具などにも使えるウイルス除去スプレーであれば、調理器具やスポンジ、ふきんなどもスプレーでき、口からウイルスを取り込んでしまうリスクを軽減できます。

 

そのためノロなどの強力なウイルスが猛威を振るう時期は、一本口にいれも大丈夫な除菌スプレーがあると便利ですよ。

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もし除菌スプレーがない場合は、調理器具は使う前に熱湯消毒して使ってくださいね。

 

手洗い・消毒以外の対策

手洗いやウイルスの除菌消毒以外にできる胃腸炎の感染対策は、なんといってもやっぱり免疫を高めること
これは胃腸炎に限ったことではないのですが、大事です。

 

というのも免疫力があれば、ウイルスに感染してしまったとしても発症しませんからね。

 

日頃から質の良い睡眠をとったり、バランスのよい食事を心がけるだけでも、免疫アップにつながるのでできることからまず取り入れてやってみてくださいね。

 

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ウイルス性胃腸炎に感染しないための正しい嘔吐物の処理方法

ウイルス性胃腸炎は嘔吐がつきもの。
嘔吐がひどいときは、本人はしんどくてぐったりしているため、家族が代わりに掃除をしなくてはならないこともあるかと思います。

 

この処理のとき、しっかりと嘔吐物を処理しきれてないと、乾燥してウイルスが空気中に舞い上がってしまい、それを吸い込むことで感染(経口感染)してしまうこともありますからね

 

ホント嘔吐物の処理は正しくしっかりやらないとダメ!!

ってことで、正しい嘔吐物の処理方法をお伝えしていきますね。

 

嘔吐物の処理手順

1.ウイルスに触れないために手袋、ウイルスを吸い込まないためにマスクを装着。
もうこの2つのアイテムは、嘔吐物の掃除をするなら絶対マストです!!

 

そして手袋は二枚重ねがオススメ。
二枚重ねておくと、汚物を処理したあとに片方の一番上の手袋だけ脱がし、脱いだ手でもう一方の二枚目の間に指を入れて手袋を脱ぐと汚物に触れることなく手袋を脱ぐことができるからです。

 

汚物処理のときは、よかったら手袋の2重使いやってみてくださいね。

 

2.布やペーパータオルなどで外側から内側に向け、汚れた面を折り込みながら汚物を拭き取る。
ポイントは嘔吐物を拭き取ったら折り込んで、新しい面をつかって徐々に嘔吐物を拭き取っていくことです。
でないと、拭き取る時に嘔吐したものを広げてしまったり、カーペットなどの奥底に入れ込んでしまいます。

 

内側に集めるようにしながら、除去する!!
これ徹底です。

 

3.嘔吐物を取り除いたあとは、殺菌&除菌
嘔吐物を取り除いてもまだウイルスがいる状態。
そのため嘔吐物がついてしまった周辺の床やカーペットを0.1%の次亜塩素酸ナトリウムや除菌スプレーを染みこませた布やペーパータオルを浸すような感じで、拭き取って消毒します。

 

もし嘔吐を高い位置からしてしまった場合は、嘔吐物がその周辺に飛び散ることがあるので、嘔吐物が直接ないと思った場所も少し広めに除菌しておくといいですよ。

 

参考までにですが、床1メートルの高さから嘔吐してしまうと、カーペットでは1.8メートル、フローリングだと2.3メートルまで嘔吐物が飛び散ることもあるそうです!!

 

除菌し終わったら10分程度時間を置いて、さいごに上から水拭きして嘔吐物の取り除き掃除の完了です。

 

4.使った布やペーパータオル、手袋やマスクはビニール袋で2重に密封。
使用した布やペーパータオルなどをそのままにしておくと、それも二次感染の原因になってしまいます。
そのため、使った側からビニール袋に入れてさいごにビニール袋は2重して密封です。

 

ビニール袋を密封する前に、薄めた次亜塩素酸ナトリウムや除菌スプレーを布やペーパータオルに染みこませておくと、袋に入れた布やペーパータオルも除菌されるので、より安心かな~と思います。

 

嘔吐物の片付けが終わったあと、できたらシャワーをして着替え、換気を行うのがベストです。

 

その場合衣服に嘔吐物が付着している可能性もあるので、脱いだ洗濯物は一旦ビニール袋に入れて縛っておき、洗濯は他のものとは別にするようにしてくださいね。

 

そして洗濯の前には除菌!!
85℃以上のお湯1分以上つけてウイルスを除菌するか、次亜塩素酸ナトリウムにつけて消毒してから洗濯するようにするとウイルスも除菌が除菌できるので、ひと手間かかりますが二次感染を避けるためにも最後まで徹底しておくと安心です。

 

ひと手間かかって面倒ではありますが、最後まで手を抜かず徹底して二次感染してしまうリスクを極力減らすように頑張りましょうね!!

 

さいごに

ウイルス性胃腸炎の二次感染。
一番多いのは、ウイルスに接触してそれが口に入ってそこから感染してしまうケースです。

 

そのため手軽にできる対策が手洗い!!
日頃より念入りに指の先や爪の間、手のしわまでしっかりと洗うように心がけてくださいね。

 

それから共通で使う部分のこまめな除菌です。

除菌はひと手間かかり面倒に感じてしまうかもしれませんが、感染リスクを減らすためです(`・ω・´)
とくにウイルスを撒き散らす期間だけでもこまめな除菌を意識してみてくださいね。

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