手作りチョコレート。
チョコを溶かして固めるだけだし、娘と一緒にパパにバレンタインチョコでも作ろうかな~と思っていたのですが、手作りのチョコレートってテンパリングの作業が必要なんですねΣ(゚д゚lll)
今の今まで「手作りチョコレートとはいえ、単にチョコを溶かして固めるだけだから簡単♪」って思ってました…。
(あぁ~恥ずかしい…)
テンパリングがチョコ作りには欠かせないと知ると、う~んやっぱり手作りするならテンパリングって必要なのかな?!
でも娘と作りたいし、テンパリングを簡単にする方法ってないのか?!
と思ってきて、色々とテンパリングについて調べたので下記2点についてまとめてみましたヽ(´▽`)/
- チョコレートを手作りするとき、テンパリングはどうして必要なの?!(ナシじゃダメなのか?!)
- テンパリングを簡単にする方法を2種類
手作りでチョコレートを作る予定だけどテンパリングな~と思っているあなたの何かしらの役に立てば嬉しく思います。
手作りチョコを子供と作るときでもテンパリングってやっぱり必要?!
テンパリングの目的とは?
テンパリングはチョコを温めたり冷やしたり温度調整する工程なんだけど、この工程やっぱり意味があるからやってるんです(笑)
で、その目的が、チョコレートに含まれているココアバターを安定した結晶形にするためです。
上の一文だけ読むとハテナ?!ってなりますよね(´・ω・`)
とはいえ、このココアバターの結晶形の話はもう物理の世界~。
そのため私の頭では理解しきれない部分も多いのですが、カカオバターには6つの結晶形があって、融点や安定性が違い、結晶になったときの並び方の違いで口溶けや風味までガラリと変わってしまうんですって!!
たまに溶かしたチョコを固めたままだとできる白い筋や表面が粉を吹いたみたいに白くなってしまうのも、安定した結晶形になってないからなんですよ~!!
もっと詳しくしりたい場合はチョコレート-そのおいしさを科学する-というサイトが比較的わかりやすくまとめてくれたので、一読してみてくださいm(_ _)m
色々と物理の世界へも行ってきた私ですが、たどり着いたテンパリングをなぜするのか?!という最終結論はチョコレートを見た目も風味も口溶けも一番美味しい状態で食べるためです。
とはいえ、チョコレートの種類によってもテンパリングのときの温度管理が下記のように違うテンパリング…。
溶かす温度→50~55度
冷ます温度→27~29度
温め直す温度→31~32度
ミルクチョコレート
溶かす温度→40~45度
冷ます温度→26~28度
温め直す温度→29~30度
ホワイトチョコレート
溶かす温度→40~45度
冷ます温度→25~27度
温め直す温度→28~29度
一人で作るのでも「えぇ~ちょっと面倒かも…」って思うのに、子供と一緒に手作りするとなると
「やってやれない…」
「そんな温度計を使って温度を測ってを繰り返す作業なんて無理…」
ってなりますよね(ノД`)
そこで、次の章では子供と一緒だって大丈夫!!簡単失敗しないテンパリング方法を紹介していきますね♪
チョコのテンパリング失敗しない簡単な方法を紹介
チョコレートのテンパリング。
湯煎でチョコを溶かして温度計で温度を測ってやる方法が一番に思い浮かぶけど、ちょっと手間…。
というわけで、今回はレンジを使って簡単で失敗しないテンパリング方法を紹介しちゃいます!!
少しずつ加熱しながら混ぜてテンパリング
電子レンジを使ったテンパリング方法その1が、レンジ800wで15秒ずつ加熱して、レンジから取り出しスパチュラで混ぜて、またレンジに戻して15秒加熱して…を3~4回繰り返す方法です。
加熱の目安は、チョコレートがほぼ完全に溶けるまで!!
チョコが完全に溶けたな~と思っても細かいチョコのかけらが残っているので、かけらが全部なくなってチョコがちょっと重たくなるまでしっかりかき混ぜてくださいね。
チョコがなめらかに、そして粘度が少し出てきて液体が若干重くなってきたら、テンパリングができている状態です♪
こまめにではなく、先にガツンと長めにチョコをレンジで溶かすテンパリング
電子レンジを使うのは同じなのですが、チョコを1片の大きさに割り、500wで約1分ガツンと先に加熱し、その後は10秒ずつ様子をみながら、だいたい合計で約1分30秒程度レンジで加熱する方法です。
加熱の目安は、電子レンジからチョコレートを取り出したときに、チョコの形が少し残っているくらいです。
それまでは1分加熱後は10秒ずつチョコの様子を確認しながら加熱を続けていってくださいね。
チョコが少し残ったかな?!くらいまで加熱したら、ゴムベラで全体が均一になるようにしっかりと混ぜ合わせてください。
この時できたら温度計でチョコの温度をチェックして、板チョコやミルクチョコなら28~30度、ブラックチョコなら30~31度くらいになっていたらベストです。
とはいえ、温度計を使うのは面倒…。
そんなときは、
- 体温よりもチョコレートが冷たいこと。
- チョコがドロンと溶けて重たくちょっと粘度が出てきてること
この2点を目安にしてみてくださいね。
ちなみに上手にテンパリングができているかどうか気になる場合は、ナイフやスプーンの先にチョコをつけて少し待ってみてください。
テンパリングができていたらすぐにチョコがかたまり、触っても指紋もつかない状態になります!!
これってテンパリング出来てる状態なの?!って気になったら、ぜひこのお手軽チェック方法試してみてくださいね♪
もし焦げてしまったときはは、表面のこげた部分だけスプーンで取り除き混ぜ合わせて、チョコが少し残るまで加熱したらOKです!!
あぁ~焦げてしまった!!
どうしよう…
と焦らなくて大丈夫ですからね~♪
さいごに
テンパリング、チョコをおいしく食べたい!!と思うならお子さんと一緒に作るとはいえ、やっぱり取り入れたいですね~(笑)
湯煎ではなく電子レンジを使えば、温度計が必須というわけでもないですし、時間も数分あればテンパリングができあがりますからね!!
よかったら参考にしてテンパリングに挑戦してみてくださいねヽ(´▽`)/
電子レンジとはいえ、テンパリングはやっぱり面倒…
そんなときは、溶かすだけで綺麗にコーティングできちゃうコーティング用チョコレートがコッタやTOMIZ(富澤商店)オンラインショップで販売されているので、活用するのもありかな~なんて思います!!
ちなみにコッタでは、コーティング用チョコという名で、富澤商店では上掛け用チョコという名で販売されますヨ( ´艸`)