オクラがおいしい季節になってきましたね。

オクラにはビタミンや食物繊維、カロテンなどお肌の健康にいい栄養素がたくさん含まれています。

女性にとっては若いうちから、積極的に取り入れていきたい食材の一つですね。

 

でもこのオクラ、冷蔵庫で保存していたら、表面に黒い点々が現れてきたことってありませんか?

 

「これって腐っているの?」
「もしかしてカビ?」

 

なんて不安になってしまう新米主婦さんもいるのではないでしょうか。

 

料理上手になるためには、食材の鮮度の見分け方や、正しい保存方法を知っておくことも大切ですね。

 

ということで、今回は新米主婦さんのために、オクラに現れる黒い点々の正体と、オクラの正しい保存方法についてご紹介していきます。

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オクラの黒い点々は食べられる?

オクラに現れる黒い点々の正体は…ズバリ!カビではありません!

この黒い点々は、生育環境や保存状態、またはオクラが「黒斑病」にかかっていた場合が考えられます。

 

ではその原因をそれぞれ詳しく説明していきましょう。

生育環境

オクラがたくさんの栄養を蓄えて育つためには、たくさんのお日様の光とたくさんの水が必要です。

オクラは畑で育つお野菜なので、雨風にさらされながら育っていきます。

その生育環境の中で、オクラの表面に小さな傷がついてしまうことがあります。

 

その傷が時間の経過とともに、黒く変色してしまったのです。

この状態であれば、味には何の変化もありませんので安心して食べられます。

保存状態

皆さんはオクラを冷蔵庫の中で保存していますか?

 

オクラの保存に最適な温度は、10~15℃くらいなので、冷蔵庫での保管だとちょっと温度が低くなりすぎてしまうことがあります。

 

低温の状態で長期保存すると、オクラが低温障害を起こしてしまい表面が黒く変色してしまうのですが、この状態でも食べられます。

 

黒斑病

野菜の病気の一つですが、病気と聞くと何となく食べちゃいけない?なんて思ってしまいますよね。

 

黒斑病であっても、食べた人の身体に影響があるわけではありませんので、食べても大丈夫です。

 

つまり、オクラの表面に現れる黒い点々は、腐敗でもカビでもないので安心して食べられるということです。

 

ただし、黒い点々以外に下記のような状態が見られた時には、鮮度が落ち、腐敗している可能性もあるので食べるのは控えましょう。

    • オクラの表面がヌルヌルしている。
    • 表面の黒い変色にプラスして、種が茶色く変色している。
    • みずみずしさがなく、全体的にふにゃふにゃしている。
    • 変なにおいがする。

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オクラが黒くなるのを防ぐ保存方法を紹介!

オクラは基本的に日持ちする野菜ではありません。

 

本来なら、買ってきたその日に食べてしまうのが望ましいですが、必ずしも可能なわけではありませんね。

 

そんな時、みなさんはどのように保存していますか?

 

今までの内容を読み返していただくと、保存温度が低すぎると低温障害を起こして、黒い点々が出てしまうことはわかってきましたね。

「じゃ、常温保存?」と思う方もいるでしょう。

 

しかし常温保存の場合、夏なら1日が限界です。

 

では、1日でも長く鮮度を保っておける保存法をご紹介しましょう。

 

基本的に、オクラは冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。

 

しかし、買ってきた状態のままポンと野菜室に入れてしまっては低温障害を起こしてしまいます。

そこで、野菜室に入れる前にひと手間加えてあげましょう。

 

買ってきたオクラをネットから出し、キッチンペーパーや新聞紙でくるんで、さらにポリ袋に入れて野菜室に入れます。

この状態なら、4~5日は保存可能です。

 

さらに保存期間を延ばしたい場合は…

コップにヘタの部分を下にして、立てます。

オクラのヘタのみが浸かるくらいの水を入れ、そのまま野菜室に入れます。

1日1回水を交換すれば、1週間は保存可能です。

 

開閉の際や、他の野菜を取り出すときに、コップを倒さないように気を付け保存してくださいね。

 

もっと長く保存したいという方には、冷凍保存の方法がおすすめです。

 

冷凍保存とはいえ、そのまま冷凍庫にいれればよいというわけではありません。

ちょっとした下処理が必要なので説明していきますね。

 

まな板の上にオクラをのせ、塩をオクラ全体にまぶして板ずりします。

板ずりとは…手のひらでオクラを軽く抑えながら、まな板の上でコロコロ転がすことで、これをすることで表面の産毛が取れてきれいになります。

 

次に、オクラの「がく」の固い部分を、皮をむくように削いでいきます。

この時、間違ってもヘタの部分を切り落とさないようにして下さいね。

 

生のまま冷凍する場合は、この状態で使う分ずつ小分けにしてラップを巻き、ジッパー付きの保存袋に入れて冷凍庫に入れます。

 

オクラは茹でた状態で冷凍保存することも可能です。

 

下処理が終わった状態のオクラを、熱湯で15~20秒ほど茹でます。

茹ですぎると食感が悪くなってしまうので、さっと茹でるだけでOK。

 

茹で上がったら粗熱を取り、小分けにラップして保存袋に入れて冷凍庫に入れます。

 

生の状態でも、茹でた状態でも保存袋内の空気はなるべく抜くようにして下さい。

 

冷凍保存したオクラの保存期間は1ヶ月です。

保存袋には冷凍した日付を必ず書いておきましょうね。

 

まとめ

どの保存方法をとるにしても、買ったらすぐに下処理してしまうことが、鮮度を保つポイントです。

 

オクラはお肌にも夏バテにも最強のお野菜です。

上手に保存して、おいしさも栄養素もしっかり取り込みましょう。

 

ライター:りょう

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