四十九日の法要に参列する際、
ご香典と一緒に持参されることが多いのが、
お供え物ではないかと思います。
でも一体お供え物ってどんなものを持って行ったらいいの?
お供え物にも熨斗って必要なの?
そんな疑問に今回はお答えします。
49日お供え物はお菓子がベスト?
四十九日の法要の際に、持参されるお供え物。
お菓子、しかも和菓子のイメージが強いかもしれませんが、
必ずしもお菓子特に和菓子でなくてはいけない!
というルールはありません。
法要のお供え物としては…
- お花(切り花)
- 和菓子
- 果物
- お茶
- お線香
- 洋菓子(焼き菓子セットやクッキーなど)
が一般的です。
和菓子や洋菓子を…と思われるようでしたら、
日持ちするお菓子を選ぶのが無難かと思います。
地域の風習によって違いがありますが、
四十九日の法要後、に参列された方が
持ってきてくださったお供え物をバラして、
お下がりとして持って帰って頂くところもあります。
そのため、お菓子を購入される場合は、
個別包装をされているものを選ばれることをおすすめします。
またお菓子を分ける観点からいいますと、
いろいろな種類のお菓子詰め合わせ15個や
2種類のお菓子が5個ずつのセットより、
同じお菓子15個や10個セットの方が分配しやすいため喜ばれます。
何個入りを買ったらいいか、人数も分からないし悩む…
そんな方は、お線香をお供え物として持参するのもよいかと思います。
少し高級な(白檀やキャラなどの香木などが使われている)香りの良いお線香は
なかなかご自身で買うことが少ないようです。
お線香の香りが格段に違いますので、
お供え物として持参すると意外と喜ばれます。
このようなお線香はデパートや仏壇・仏具店で購入できますので、
気になる方は、見に行ってみてください。
ちなみに、気になるお供え物の金額は、
だいたい2000円~3000円くらいが一般的なようです。
お菓子や果物、お線香。どのようなお供え物にされるとしても
この一般的なお供えの金額を目安に品物を検討されたらよいかと思います。
49日お供えものにはのしが必要!書き方を紹介
お供え物にも熨斗(のし)をつけるのかな?と思われる方も多いかと思います。
なので、熨斗について少し説明しますね。
まず、熨斗(のし)というのは祝儀袋の右上に付けられた
六角形のカラフルな飾り部分のことなんです。
よくよく見てみると、黄色いリボン状の模様が描かれているんですね。
あのマークというか飾りが熨斗の正体、熨斗鮑なんです。
鮑を薄く削いで乾燥させ、畳の上で伸ばしたもの = のしたもの。
また鮑は効果で美味しくて保存も効くため、贈答品として重宝されたので、
「本来なら熨斗鮑を贈りたいところですが、代わりの品物で失礼します」
という意味合いで熨斗をつけます。
そのため、仏事の際は熨斗とは言わず、
仏事用・弔事用の掛け紙(白黒の水引のもの)と一般的には呼びます。
さて、前置きが少し長くなりましたが、
気になるのはこの掛け紙の書き方ですよね…。
四十九日のお供え物でしたら、
表書きは「御供物」「御供」+ 送り主のお名前
を書くようにしてください。
お店でお供え物を購入されて包装、掛け紙をお願いするかと思います。
お店でも通常包装と仏事用に地味目の包装紙を用意しているところが
あると思いますので、包装の際は仏事用包装があれば仏事用包装と
仏事用の掛け紙を合わせてお願いするようにしましょう。
もう一つ。
せっかくお供え物に掛け紙をしても、包装紙の中につけられたのでは、
誰からのお供え物か分かりかねます…。
その際は包装紙の外側につけてもらうようにお願いするとよいですよ。
四十九日の際の服装マナーが気になる!という方
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まとめ
四十九日のお供え物で気になる
何を持って行ったらいいの?
お供え物の掛け紙の書き方について
今回は紹介しました。
お店では仏事用の掛け紙の時も熨斗と聞かれることも
最近では増えているので、熨斗とお答えしても
問題ないのですが、本来は仏事用・弔事用では熨斗は使わない!
ということも教養としてこの際覚えておきましょうね。